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伊藤忠丸紅鉄鋼・兼田社長「今年も事業会社見直し、撤退も」

5/8(月) 6:01配信

鉄鋼新聞

▽…伊藤忠丸紅鉄鋼は先週2日、前3月期の決算を発表。純利益は前の期比で15%増の151億円となった。兼田智仁社長は「鋼管事業の不調を、北米の建材事業などが補った。純利益ベースの海外・国内比率は、鋼管の不調が響いて2015年度と同じ5対5となった」と振り返った。鋼管事業の中でも、600億円を投じて買収した米スーナー社は前期も「黒字を維持した」。スーナーが買収したMRC社との地域的な補完関係がうまく機能しているようだ。

▽…国内事業会社は子会社1社を除いて黒字。「コイルセンター群は前の期より業績改善した。建材分野でも伊藤忠丸紅住商テクノスチールが改善し、建材系厚板のオーツカ鉄鋼販売、豊鋼材工業、茨城スチールセンターも改善した」という。
▽…今年は現行中期計画の最終年度で「課題は抽出した。それを来年度に残すことなく、やり切る年にしたい」。鉄鋼商社の統合再編の流れが加速する中で「自社でやるべきことをきっちりやる。事業会社の見直しは将来性とお客様との関係を考えながら引き続き行い、今年もExit(事業撤退)をやる」とした上で「(他社と組むことなど)あらゆる可能性を追求する」と述べた。
▽…今17年度は「リグカウントが増えてきて、鋼管事業が良くなる。地政学リスク以外に、悪い材料はあまり見当たらない」として「計画数値とはしていないが、純利益200億円レベルの確保を目指したい」との思いが強い。
(一柳 朋紀)

最終更新:5/8(月) 6:01
鉄鋼新聞