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訪米直後、中谷・前防衛相が緊急生出演 弾道ミサイル防衛の課題とは?

ホウドウキョク 5/8(月) 12:10配信

ミサイル防衛、北朝鮮対応をはじめ日本の安全保障に関する重要発言

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アシスタント千代島瑞希:中谷さんはミサイル防衛の自民党提言を作成後、初めてアメリカへ行かれたわけですが、自民党の提言の特徴である「敵レーダーの無力化」や「敵基地反撃能力」について、どのような意見交換をされたのですか?

中谷元・前防衛大臣:非常に支持が多かった。当たり前だと・・・日本に向かってたくさんのミサイルが飛んで来たり、あるいは大きなミサイルを車に乗せて撃ってはまた隠れる。いつどこで撃ってくるか、かわかりにくくなっています。
何発飛んできても国を守らなくてはいけませんので、撃たれた瞬間に敵を叩く。一発撃たれたら基地全体を撃てないようにする、というのも日本の防衛にとって必要なことですから・・・
とにかく日本国内に一発でも弾着しないようにということで今回自民党で相手国のミサイル発射基地に対し「反撃」として政府もやっていこうと提言したんですね。

能勢伸之解説委員:その反撃能力というところで注目されるのが、巡航ミサイルをどうするかという点ですが。日本として巡航ミサイルの装備化というのを考えるのか?という・・・

中谷・前防衛相:一番容易な仕方はトマホークを自衛隊の艦艇にということですね。発射台がイージスと一緒なんですよ。ですから様々な探知の仕方も整備しなければいけませんが、トマホークを購入すれば撃てるんです。敵の防空をかいくぐって行くのですから、進化させるには相当な整備が必要ですが、トマホークは簡単に保有できるツールだと思います。

能勢解説委員:ということは、トマホークの装備化をすすめるということですか?

中谷・前防衛相:私は持った方が良いと思います。

能勢解説委員:それで日本を守るための弾道ミサイル防衛能力の強化となるとTHAADとかイージスアショアといった名前が挙がってくるんですが、新たな装備を導入するかだけではなくアメリカのミサイル防衛の頭脳であるC2BMCへの連接も気にかかるところですが、訪米されて中谷さんのご意見はいかがですか?

中谷・前防衛相:はい、もうそういう時代です。情報を集約してMDではなくてIAMDとして弾道ミサイルも巡航ミサイルも航空機も一つの情報体に集約しましょうということで、米国がそういうシステムを持っています。
日本もそれに合う様にしっかりしていかなければなりません。中でもNFC-CAを早くやるよう要望していますが今だにE-2Dは航空自衛隊、イージス艦は海上自衛隊という中でしかまだやっていないんですよ。
これを繋ぐのがCECというセンサーネットワークですけれども、これを購入することは決定していますのでNIFC-CAができるように精一杯やっていきたいと思います。

能勢解説委員:E-2DへのCEC搭載は決まりと・・・

中谷・前防衛相:CECを導入するとは言ってました。

能勢解説委員:そうですか!C2BMCへの連接という点では?

中谷・前防衛相:当然そうでしょうね。情報を少しでも入手するという点で必要だと思います。

軍事評論家・岡部いさく氏:それは単なる弾道ミサイル防衛というだけではなくてアメリカの考えているIAMD:統合防空ミサイル防衛に日本も近づいていこうということなんですか?

中谷・前防衛相:そうです。できるだけ統合して総合的に運用しましょうと。
もし弾道ミサイルが10発ほぼ同時に飛んで来たとすると、共同対処ですから「このミサイルはアメリカ」「このミサイルは日本」「このミサイルは韓国」という形で瞬時にコンピュータが指示してくれる。そうじゃないと10分で到達しますから間に合わない・・・
それからアメリカでもうひとつ話を聞いたのは「サード(3rd)オフセット」。
人口知能の無人機と衛星ですね。ミサイルが発射されると衛星が赤外線探知、アメリカ側が説明するには人口知能を有する無人機を複数ハエのようにブンブンブンと飛ばしていて発射探知の瞬間にそこを叩くというようなことを念頭に第三のオフセットとして構想されている。
今回、そういった様々な動きを聴いてきました。

5月5日「週刊安全保障」より

文責=松島 スタッフ=能勢・北原

最終更新:5/8(月) 12:10

ホウドウキョク