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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」来年、世界遺産登録へ

長崎新聞 5/8(月) 10:27配信

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界文化遺産に登録するよう勧告したのを受け、来年の登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(本県、熊本県の12資産)の構成資産がある地元の住民は6日、「今度こそ登録を」と期待した。一方、半数の資産除外を求めた条件には驚きの声も上がった。

 「頭ケ島の集落」がある新上五島町では、青方神社の前田哲嘉宮司(45)が「五島列島は歴史的に大陸との交流拠点で、沖ノ島と共通点がある。日本古来の文化が認められたと思う」と喜んだ。

 「春日集落と安満岳」がある平戸市春日町。町づくり協議会「安満の里 春日講」の寺田一男会長(67)は「先祖が信仰をつなぎながらつくり上げた棚田の景観が昔のまま残っている」と語り、県と文化庁がイコモスと話し合って作成した推薦書の内容に自信をみせた。

 資産除外を求めた沖ノ島への勧告について「原城跡」がある南島原市南有馬町の内山哲利・南島原ひまわり観光協会会長(69)は「イコモスと日本側の見解にずれがあるのでは」と心配そう。「今度はもう後がない。推薦書の内容をしっかり説明してほしい」と9月ごろに予定されているイコモスの現地調査に向け、県と文化庁に注文した。

長崎新聞社

最終更新:5/8(月) 10:27

長崎新聞