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【WRC】来季カレンダーにニュージーランド復活、もしくはクロアチア追加の可能性が浮上

motorsport.com 日本版 5/8(月) 17:01配信

 2018年WRCカレンダーにおいて、ニュージーランド、もしくはクロアチアでのラリーイベントを追加する可能性があることが明らかになった。

2017年WRCカレンダーはこちら。年間13イベント予定されている

 南半球で開催されるWRCイベントの中でも長い歴史を持つラリー・ニュージーランドは、2012年以降開催されていない。しかしWRCプロモーターのオリバー・シエズラが開催復帰に前向きであり、2018年9月にも開催される可能性が浮上した。

 またクロアチアでのラリーイベントは、FIA世界モータースポーツ評議会で2017年のWRC開催カレンダーが批准される前までは、新たに追加されるイベント開催地の唯一の候補として挙がっていた。

 シエズラは次のように語った。

「ニュージーランドについては、何も語る必要がない」

「ヘイデン(・パッドン/ヒュンダイからWRCに参戦するニュージーランド人)と共にニュージーランドで開催するという大きな志がある。ラリー・ニュージーランドの観戦者数はこれまでのラリーイベントの中でも群を抜いていた。そこには素晴らしい絵を撮ることができる美しい道が広がっているのだ。私は(開催するのに)大いに賛成だ」

 クロアチアは直近で最有力な候補である新たなラリーイベント開催地であるが、新しいヨーロッパラウンドを増加させたいというWRCプロモーター側の政治的な思惑があるのではないかという疑いをシエズラは否定した。

「我々はヨーロッパラリーを増加させるという施策を持っているわけではない」

「しかしクロアチアは、マシンがまるで踊っているかのような動きをするほど、魅力的な道を有している」

「イベントは1日間がグラベルラリー、2日間がターマックラリーという要領になると思われる。また、これまでのイベントの中では珍しい、いくつものパターンを持つヒルクライムラリーが行程に含まれている」

「このイベントは、チームにとって比較的に容易にアクセスすることのできる場所にあり、ラリーファンにとっても親和性の高い観戦エリアとなる」

 その一方、2016年カレンダーに含まれていたラリー・チャイナの復活の可能性は失せてしまっているようだ。昨年9月に予定されていたラリー・チャイナは、豪雨災害のせいでイベントがキャンセルされ、今季のカレンダーから姿を消している。

 中国でのイベント開催に際し、必要な資金が支払われていなかったのではないかという憶測が飛び交っているが、シエズラは中国でイベントをするのには時期尚早だったと明らかにし、その説を否定した。

「もしチャンスがあったのなら、すぐに反応しなければならないだろう」

「我々が中国に向かおうとしていたことは戦略的に正しいものであったし、WRCにとってメーカーは必要不可欠だというメッセージがあったことを忘れないでほしい」

「中国には大きな自動車市場があるため、未だに中国でのイベントを開催したいという願望がある。しかし、開催のためには政府からの厚い支援が必要となる。現在は開催のための労力が少なく、大成功を収めることができるラリー開催地が他にもある」

 またシエズラは、未だトルコがWRCイベント開催場所候補として残っているが、それが実現したとしても2019年以降の話であることを明らかにした。

 2017年の段階で年間13イベントを開催しているWRCが、今後16イベント(既存13イベント+ニュージーランドとクロアチア、トルコ)に増加する可能性についてシエズラに尋ねると、これらのイベントでいかに収益を上げることが重要であると語った。

「カレンダーを拡張するためには、数字が伴わなければならない」

「現在、イベントごとに世界中から約6000万人の視聴者がいる。もちろん6000万人見られているイベントが13回開催されているよりも、16回開催されていた方が良いと思う」

「しかし、まずは関係者たちと協力して開催のためのコストを削減し、それが我々の利益に繋がっていなければならない」

最終更新:5/8(月) 17:01

motorsport.com 日本版