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「家賃は1日900円。人の出入りは激しい」福岡アパート火災、6人死亡1人不明、5人搬送 作業員ら居住

西日本新聞 5/8(月) 12:31配信

スプリンクラーの設置は義務づけられておらず

 7日午後11時20分ごろ、北九州市小倉北区清水2丁目の木造2階建てアパート「中村荘」から出火、延べ約300平方メートルを全焼し、焼け跡から性別不明の6人の遺体が見つかった。小倉北署によると、1人が行方不明で連絡が取れていない。2階から飛び降りるなどした5人が市内の病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。署は身元の確認を急ぐとともに、出火原因について詳しく調べている。

⇒【動画】激しく燃え上がる火災現場の様子 鎮火するまでに4時間かかった

 署や市消防局によると、アパートには成人の男性16人が居住。4人は無事が確認された。住人の多くは日雇いの仕事をしているとみられるという。建物を管理している不動産会社などによると、アパートは1955年に建物登記がされており、現在、1階には和室7部屋と共同台所、2階には和室9部屋がある。すべての和室に1人ずつが住んでおり、うち3部屋には、火災警報器が設置されていなかったという。

 1階に住む60代の建設作業員男性によると「家賃は1日900円。10日に1回、不動産会社を通じて支払っている。人の出入りは激しい」と話しており、簡易宿泊所として使用されていた可能性もある。総務省消防庁や市消防局などによると、中村荘は「共同住宅」に分類され、スプリンクラーの設置は義務づけられていない。

 この火災で、アパートに隣接する2階建て民家も全焼し、別の民家などの一部も焼いた。アパートが鎮火するまでには約4時間かかった。

 福岡管区気象台によると火災発生時、北九州市には強風注意報が出されており「発生時は風が強く火の回りが早かった」(同署)という。現場はJR南小倉駅から北に約700メートルの住宅街。

=2017/05/08 西日本新聞=

西日本新聞社

最終更新:5/8(月) 14:03

西日本新聞