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【F1】ハース、ブレーキ冷却問題の対策間に合わず。スペインGPではブレンボ製のブレーキを使用へ

5/8(月) 19:50配信

motorsport.com 日本版

 何度となくブレーキに問題を抱えてきたハースは、ロシアGPの前に行われたバーレーンテストでカーボン・インダストリー(CI)製のブレーキをテストした。好感触を得たチームは、ロシアGPにもCI製のブレーキを搭載して臨んだが、ブレーキを十分に冷却することができず、2日目から元々使用していたブレンボ製に載せ替えていた。

【スパイショット】ハースのマシンに搭載されたCI製ブレーキ(ロシアGP木曜日)。しかし結局1日で変更に。

 チームは、ロシアでCI製ブレーキディスクの冷却問題の対処を見つけるため、風洞テストを予定していた。ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、”現状では”今週末のスペインGPはブレンボ製のブレーキで臨むと語った。

「問題を解決する方法を理解するためには少し時間がかかるだろうが、我々はたどり着いてみせる」とシュタイナーは語った。

「問題を解決するのは簡単なことではない。ブレーキのシステムが非常に洗練されたモノだということを、皆が理解する必要がある」

「バーレーンでCI製のブレーキをテストし、ソチのFP1とFP2でそれを使ったが、現状では我々はブレンボ製のブレーキでスペインGPを戦う予定だ」

「ロマン(グロージャン)は、最新バージョンのブレンボ製ブレーキにとても満足していた。一方で、ケビン(マグヌッセン)はCI製の方が気に入っていた」

「今はCI製のブレーキを機能させ、”結論”を下す前に自分たちの状況を確かめてみる必要がある。ブレーキの問題をチェックリストから外すことができれば、私は満足だ」

 グロージャンは昨シーズンから、ハースのマシンとブレンボ製ブレーキの不備について定期的に不満を訴えてきた。しかしシュタイナーは、現代のF1にはシーズン中のテストが欠如していること、現在のブレーキシステムが複雑さを増していることが合わさり、問題の最終的な解決に予想以上の時間がかかっていると述べた。

「間違いなく、人々はブレーキを修正するのがそれほど難しいことではないと思っているし、我々にもそう聞いてくる」とシュタイナーは付け加えた。

「実際そう簡単なことではない。なぜならこれは、非常に複雑な技術だからだ」

「ブレーキを別のモノに載せ替える場合、適切に試してみなければ気づけない問題が発生することになる」

「シーズン中のテストがなければ、FP1とFP2でそれに対処する必要がある。何か対策をする必要があるなら2週間待たなければならず、適切なテストや修正をその場で行うことは決してできない」

「それが、テストで妥協することにつながり、解決に長い時間がかかる理由になる。我々が一生懸命取り組んでいないからではない。我々には非常に有能なスタッフがおり、対処することができるが、時間がかかってしまうだけなのだ」

Ben Anderson