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【インディ500】ダリオ・フランキッティ前言撤回?「アロンソの適応力に驚いた」

5/8(月) 21:11配信

motorsport.com 日本版

 4度のインディカー王者、そしてインディ500に3度勝利した経験を持つダリオ・フランキッティは、F1モナコGPを欠場しインディ500に挑戦することを発表したフェルナンド・アロンソが『経験不足を露呈する』と語っていた。しかし初テストを終えたアロンソの走りを見て、フランキッティは感銘を受けたようだ。

 アロンソは、マシンに乗り込んだ初日に110周を走行。初出場のドライバーに義務付けられているルーキー・オリエンテーション・プログラムをクリアし、最速ラップスピードは時速222.548マイル(時速358.157km)を記録した。

 フランキッティは、アロンソがオーバルでの最初の走行で、迅速に適応していったことに良い印象を持ったようだ。

「僕は驚いた。彼は信じられないくらい素早く、オーバルのスピードに到達したと思う」と、マクラーレンの本社で開催されたイベントでフランキッティは語った。

「僕は、ルーキーテストをずっと見ていた。彼は素晴らしい仕事をしたと思う。オーバルを走るというのは、ロードコースやストリートコースを走って成長してきたドライバーにとって、非常に珍しい経験だ。それにおそらく、インディアナポリスには常識が通用しないだろう」

「幸いなことに、練習する機会は多くある。もし雨が降れば、状況が少し変わってしまうかもしれないが、フェルナンドの挑戦にとっては助けになるだろう」

 フランキッティは、5人のチームメイト(ライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、アレクサンダー・ロッシ、佐藤琢磨、スポット参戦のジャック・ハーベイ)がいることで、アロンソはその恩恵を受けると考えている。

 アンドレッティ・オートスポートの同僚たちがどれほど自分の役に立つかを知り、アロンソはカルチャー・ショックを受けるとフランキッティは示唆した。

「プラスなのは、彼に素晴らしいチームメイトがいることだ」とフランキッティは述べた。

「彼らは、アロンソを助けるつもりだ。それは、アロンソにとって非常に珍しい出来事になると思う」

「チームメイト全員を倒したいと思うだろう。しかしマシンは基本的に同じであり、小さな違いが成功と失敗の違いにつながることをチームは周知している。競争相手を倒すために彼らは共に作業することになるのだ」

 チップ・ガナッシのマックス・チルトンは、アロンソの挑戦にとって最大の課題は、インディアナポリスで要求されるレース技術の習得であり、その鍵は精神面にあると語った。昨年ルーキーだったチルトンは、インディ500を14位で終えている。

「僕はフェルナンド・アロンソの大ファンだし、常に彼がF1で最高のドライバーだと言ってきた」とチルトンは述べた。

「だから、彼がうまくやることを確信している」

「アクセルを全開にし、ラップタイムを刻むことはあまり問題ではない。レースの方が難しいんだ」

「マシンにダウンフォースがなければ、基本的にコーナーを時速230マイル(約時速370km)で通過することはできる。だけど、重要なのは意思決定のタイミングなんだ」

「マシンに乗った時のフェルナンドのコメントを引用すれば、彼は”右足が意思を持っていることに気づかなかった”と言った。僕が言っていることはそういうことだ」

「コーナーに到達し、右足が独自の考えを持っていて、自分の心とは違った動きをする。それはとても精神的に疲れることなんだ。ルーキーにとって、それはより精神的な問題になる」

Edd Straw