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久保裕也はこれまでの日本人FWとは違う! 得点量産のヒントは“逆足ゴール“の多さにあり

5/8(月) 23:50配信

theWORLD(ザ・ワールド)

本田に代わる右サイドにピッタリ

ヘントでプレイする日本代表FW久保裕也の勢いが止まらない。

久保は今冬にヘントへ移籍し、1月29日のクラブ・ブルージュ戦でフリーキックから得点を決めたのをきっかけにここまで9得点を記録している。ヘントでも日本代表でもキーマンとなっており、日本人選手の中では現在最も得点が期待できる存在だ。

ヘントはすっかり”サムライ一色”

そんな久保の特徴が逆足でのゴールの多さだ。ここまで久保はヘント移籍後9得点をマークしているが、利き足の右で決めた得点はそれほど多くない。まず前述したブルージュ戦のフリーキック、続くズルテ・ワレヘム戦ではPKを右足で、3月のメヘレン戦ではあの4人抜きドリブルから右足で冷静に沈めているが、この3点のみだ。

他の得点を振り返ってみると、2月のムスクロン・ペルウェルツ戦では中盤からペナルティエリア内に飛び出し、味方のパスを右足でトラップしてから左足一閃。無駄のない美しいプレイから逆足を使って得点を決めている。さらに続くワースランド戦ではペナルティエリア外から狙い澄まして左足のグラウンダーシュートを決め、4月のシャルルロワ戦では相手DFからボールを奪い、ドリブルでペナルティエリア内に侵入したところからGKの脇を抜く左足のショットを決めている。

さらに次節のオーステンデ戦では味方が上げたクロスを左足ダイレクトで沈め、今節のオーステンデ戦でも左サイドからのグラウンダーのクロスを左足でカーブをかけながら逆サイドのゴールネットに突き刺している。もう1点はズルテ・ワレヘム戦で味方のクロスを胸で押し込んだものとなっているため、今のところ久保は3点を右足、1点を胸、そして5点を左足で決めていることになる。

久保は左足でボールをインパクトすることに何の抵抗も感じていないようで、利き足の右に持ち替えようとする動きがほとんどない。逆足に自信のない選手ならば切り返して持ち替えようとするが、久保にはそんなことをする必要がない。これが得点量産に繋がっているのは間違いなく、恐らく右足に持ち替えようとしていればこれほどのペースで得点を決めることは難しかったはずだ。

これだけ逆足でゴールを決められる日本人選手も珍しく、久保は現在日本代表で任されている右サイドからでも得点に絡んでいけるだろう。これまでは左利きの本田圭佑しか適役がいなかったが、左足でもゴールを狙える久保は本田に代わる右サイドにふさわしい人材といえる。今後はベルギーリーグ以上にレベルの高い環境に向かうことが期待されているが、両足でゴールを狙える久保の能力があれば同じように得点を量産することも不可能ではないはずだ。

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