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ソウル大学ロースクール卒業生、トランスジェンダーの弁護士を支援

5/8(月) 6:11配信

ハンギョレ新聞

性転換者として韓国初の弁護士になったパク・ハンヒさん 公益基金ファンド支援対象の弁護士に選定

 ソウル大学法学専門大学院(以下ロースクール)の同窓生たちが、韓国初のトランスジェンダーの弁護士の公益人権活動のために積極的に乗り出した。

 ソウル大学ロースクール6期卒業生70人余りが作った公益基金ファンド「コンミョン(共鳴)」は、パク・ハンヒ弁護士(32)を支援対象の公益専門担当弁護士に選定したと7日明らかにした。パク弁護士は男性から女性に性を変えた韓国初のトランスジェンダーの弁護士だ。

 ソウル大学ロースクールの卒業生たちが公益専門担当弁護士の道を選択した同期生を経済的に支援する伝統は、1期のときから続いてきた。基金を運営する執行委員会と外部者で構成された「公益専門担当弁護士選定委員会」が選定の手続きを担当する。選定委員らは「パク弁護士が性的マイノリティーの人権保護と差別の是正に向けた分野で最善の活動を展開できるという点を高く評価し、全会一致で選定した」と明らかにした。

 パク弁護士は1月の第6回弁護士試験に合格し、今月15日から公益人権弁護士会「希望をつくる法」(希望法)で常勤弁護士として働く。性的マイノリティーたちが受ける差別とそれによる法的紛争に対応することや、性的マイノリティーに対して差別的な法制度を変える仕事を主に行う予定だ。パク弁護士は「公益専門担当弁護士は良い弁護士の道だが、現実的には避けがたい金銭的負担のため、ためらいがあった。公益基金があり、そのような負担から抜け出して私が行きたい道を歩めることになって感謝している」とし、「3年余りの間一緒に勉強して悩んできた友達の後援という点で、さらに意味があると思う」と話した。

 公益基金の定款上、最小支援額は「構成員が3人の都市労働者世帯の月平均所得の70%」だ。は、パク弁護士が働く希望法に月170万~180万ウォン(約17万~18万円)を指定寄託する形で支援する。支援は2年間行われ、支援対象の意思を尋ねて延長するかを決定する。

 「共鳴」執行委員長のイ・ジュンヨン弁護士はハンギョレとの電話インタビューで「弁護士として働いている同期たちも公益活動をしたいが、簡単でないのが現実だ。公益と人権に関心を持っている同期たちが後援して、公益専門担当弁護士が積極的に活動できるので、お互いにシナジー効果がある」と話した。これに先立ち、「共鳴」は後天的視覚障害を乗り越えて弁護士試験に合格した「希望法」のキム・ジェワン弁護士と参与連帯公益法センターで活動したチョン・ミンヨン弁護士を支援したことがある。

パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )