ここから本文です

バフェット氏、次の大物探しに苦慮-好機逃し手元現金膨らむ

Bloomberg 5/8(月) 15:25配信

米資産家ウォーレン・バフェット氏は、米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが週末に開催した年次株主総会のお祭りムードの陰で、酔いも覚めるような現実に直面している。それは次の大物を見つける難しさだ。

バークシャーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるバフェット氏は6日、テクノロジー株で投資機会をつかみ損ねたことや大型ディールでの課題に加え、手元現金が1000億ドル(約11兆円)に迫る状況へのいら立ちについて長々と説明した。

ネブラスカ州オマハで開かれた株主総会でバフェット氏は手元現金について、「株主の資金を長期にわたりこうした形で扱うべきではない」と指摘し、「問題は、投資に回すことができるだろうかという点だ。過去はわれわれの味方だと言えるが、電話が鳴ればもっと面白いだろうに」と述べた。

バフェット氏(86)は過去50年にわたり、企業買収や株式投資を通じてバークシャーを保険や製造業、小売り、公益事業、鉄道など多岐にわたるコングロマリットに成長させ、株式ポートフォリオは1350億ドルに拡大させてきただけに、この日の発言は同氏の悲観ぶりを目立たせた。

株主総会で多くの熱心なファンが見守る中、バフェット氏はチャールズ・マンガー副会長と共に5時間にわたって聴衆やアナリスト、記者の質問に応じた。米銀ウェルズ・ファーゴでの無断口座開設問題については、同行の対応ミスだと指摘。専門外だとして長年避けていたテクノロジー株については将来性を見いだすのが遅過ぎたことを認め、バークシャーの自動車保険部門ガイコはグーグルの初期の顧客だったため、グーグルの可能性をもっと早期に見いだすこともできたはずだが、「見逃した」と語った。

バフェット氏はまた、企業買収の面でも不満を漏らし、バークシャーが「実に長期にわたって何かに踏み込んでいない」と指摘。マンガー氏はバークシャーが最高1500億ドルのディールも検討できるとの考えを示した。バークシャーにとって過去最大のディールは、2010年に約340億ドルを投じた鉄道会社バーリントン・ノーザン・サンタフェ買収。

原題:Buffett Confronts Search for Next Big Thing After Missed Chances(抜粋)

Noah Buhayar

最終更新:5/8(月) 15:25

Bloomberg