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告示まで1カ月 自民一部支部に溝口氏支援の動き 静岡県知事選

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/9(火) 7:50配信

 6月8日の告示まで1カ月に迫った静岡県知事選(6月25日投開票)で、自民党県連が川勝平太知事(68)の対抗馬擁立を断念し、自主投票で臨む方針を示す中、静岡市静岡支部が8日、無所属で出馬表明したバルセロナ五輪柔道女子銀メダリストの溝口紀子氏(45)の推薦を決めるなど、自民党の一部市町支部に溝口氏支援の動きが出始めた。ただ、現状は様子見の支部や関心の薄い支部が大半。支援の拡大は見通せない。

 「思いをしっかり受け止める」。8日、静岡市葵区で開かれた自民党静岡市静岡支部の総務会。全会一致で推薦が決まると、待機していた溝口氏が入室してあいさつした。報道陣には「風穴をあけたという思い」と述べ、他支部への支援の広がりに期待した。剣持邦昭支部長は会合後、報道陣に「芯の通った言動で好感が持てる。一緒に頑張りたい」と全面支援を約束。15日の上川陽子氏(衆院静岡1区)の国政報告会にも招く方向で調整している。

 静岡支部がいち早く溝口氏の推薦を決めた背景には、県と政令市の区分を越えて静岡市政批判を繰り返す川勝知事への反発があった。支部のある市議は「これまで知事から攻撃され、こちらも批判してきた。(知事選で)支部として何もしないわけにはいかない」と強調した。政策については今後協議するという。

 静岡支部に先立ち、溝口氏は8日、浜松市議会にも姿を見せた。自民党浜松の会派室を訪ね、自らへの支援を要請したとみられる。浜松市浜松支部などが県連の動きをにらみつつ対応を協議する見通し。所属市議の一人は「静岡支部が(推薦で)まとまったなら、浜松も考えなければならない」と述べた。県西部の町支部も近く推薦を決める方針。

 ただ、多くの支部は「県連から何も聞いていないし、溝口氏に縁もない」(県西部の市議)などと静観の構え。県東部の市議は「独自候補を擁立できなかった県連の総括が先だ」と指摘する。

 知事選では共産党県委員会も候補者擁立を目指している。

静岡新聞社

最終更新:5/9(火) 7:50

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS