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GWまとめ 好天、桜花に恵まれ人・人・人【函館市】

函館新聞電子版 5/9(火) 9:43配信

 最大9連休となった今年の大型連休(4月29日~5月7日)は、道南各地でサクラの見頃時期が重なり、多くの人でにぎわった。北海道新幹線開業後2年目の反動減も予想されたが、天候にも恵まれたことで昨年以上の入り込みとなった施設も多かった。

 函館では4月27日にサクラが開花し、30日に満開となった。五稜郭公園は29日から7日までに約32万9600人(速報値)が来訪。3日には前年同日を約1万5000人上回る6万4470人が訪れ、「人で前が見えず、歩きにくい状況もあった」(同公園管理事務所)も。函館公園は同期間に約5万4000人が訪れ、4日の約1万2000人が最多。野鳥による花芽の食害もあったが、ほぼ例年通りの客足だった。

 北斗市向野の法亀寺の名木シダレザクラは期間中に満開を迎え、大野川沿いのソメイヨシノの並木と合わせ見物客でにぎわった。同市観光協会は「『桜回廊』は昨年以上の来場者数となりそう」とする。このほか、松前観光協会は松前公園について「昨年よりも多くの人が訪れ、外国人客も目立つ」と好感触。森町では、桜まつり会場の青葉ケ丘公園を中心にバスの乗り入れが目立ち、森観光協会の石岡眞喜雄会長は「遅咲きのサクラもあるので、今週も期待したい」と話す。

 主要観光施設では、五稜郭タワーの搭乗者(29~7日)は前年同期比6・7%増の6万9025人。昨年落ち込んだ道内客が20%増と回復した。同タワー内で、市の委託を受けて函館国際観光コンベンション協会が開設した「まちあるき観光窓口案内」は約2000人が利用した。

 函館山ロープウェイの利用者(同)は同12・8%増の8万5155人。今年は荒天に伴う運休もなく、ピークの4日には約1万3000人が利用。旧函館区公会堂の入館者は同7・2%減の9088人だった。

 開業後初の大型連休となった「キラリス函館」内のはこだてキッズプラザには5570人、はこだてみらい館は2991人が来館。雨天の6日に客足が伸びた。「シエスタ ハコダテ」の函館コミュニティプラザ(Gスクエア)は4万5179人で、「GLAY」のモニュメント効果や無印良品への来店者も多く足を運んだとみられる。

 函館バスの市内観光路線の利用者は、同タワーとトラピスチヌ修道院を結ぶシャトルバスで4月から4往復増便して13往復としており、同57%増の9255人。元町・ベイエリア周遊号は同6%増の5415人と好調だった。

 七飯町の大沼公園では、大沼合同遊船が運営する遊覧船などの利用が昨年より増加。同社社長で七飯大沼国際観光コンベンション協会の小泉真会長は「4、5両日の利用が目立ったが、7日は強風と黄砂の影響があった」と惜しむ。

 桧山と渡島を結ぶ国道227号沿いの「道の駅あっさぶ」(厚沢部町緑町)の購買客実数を基に推計した入り込み数は、同約12%増の1万7340人。3、4の両日はご当地コロッケが爆発的な売れ行きで、町観光協会は「大型バスの花見客のほか、アジア人客も少なくなかった」とする。

 江差町姥神町の開陽丸記念館は昨年並みの2265人が入館。4日が570人で最多だった。同館は「団体客が減少したが、個人客が増えた。榎本武揚を取り上げたテレビ番組の影響があると思う」とする。

 道警函館方面本部交通課によると、国道5号では森町姫川-七飯町西大沼間の上り路線(函館方向)で3日午前11時ごろから混み始め、午後0時15分には最大12キロに達した。5日午後には下り路線の大沼トンネルから蓴菜沼付近で混み合った。NEXCO(ネクスコ)東日本によると、道央自動車道は3日午後2時20分ごろに、大沼公園IC出口を先頭に4・5キロの渋滞が発生した。

函館新聞電子版

最終更新:5/9(火) 9:43

函館新聞電子版