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新人マーケター・Web担当者が絶対に読んでおくべき本を1冊選ぶとしたら?

5/9(火) 11:06配信

Web担当者Forum

今日は、そろそろ部署に配属されているだろう新人のWeb担当者さんやマーケターさんに向けて、「絶対に読んでおくべき本を1冊選ぶとしたら」という情報と、これからWebやマーケをやる人にとって大切なことをお届けします。

 

Webやマーケの仕事で学ぶべきことは?

さて、あなたなら、「新人が絶対に読んでおくべき本を1冊選べ」と言われたら、どんな書籍を紹介しますか? 新人教育でどんな課題図書を与えますか?

HTML・CSS・JavaScriptの基礎本? 広告の歴史? アドテク概論? 統計入門? 機械学習講座の教科書? 文章綴り方読本?

私なら、この本を紹介します。

1937年に発行された書籍だということですが、80年経ったいまも、そこに書かれている内容はまったく色あせていません。人間に関する本質的なことが書かれているからですね。

原著のタイトルは『How to win friends and influence people』、つまり「いかにして友人を得て、人びとに影響を与えるか」を解説する内容で、

・人を動かす三原則
・人に好かれる六原則
・人を説得する十二原則
・人を変える九原則

といったことが、具体的な例を豊富に交えながら、わかりやすく解説されています。


と書くと、なぜこの本を新人Web担当者や新人マーケターに薦めるのかと疑問になる方もいるでしょう。Webやデジタルのことを学ばずして、どう自分の役割を果たすのかと。

いや、もちろん、個別のことに関しては少しずつ学んでいく必要はありますよ。いまWebやデジタルマーケを担当する人は、知っておくべきことが非常に多いですからね。そこを軽視するつもりはありません。

でも実際には、それだけではダメなんです。

 

これからWebやマーケをやる人にとって大切なこと

いまのWebもデジタルマーケも、1人でがんばるものではありません。上司や経営層、他部署の人、広告代理店や制作会社などなど、さまざまな人と協力しながら進めていくものです。

15年前なら、Webとかネット広告は、社内の新しもの好きな人(別名:変人)が少人数でやってました。Web担当をやっている人のほとんどが「Web好き」な人でした。なぜなら、ほとんどの会社にとってWebやデジタルが企業経営にもたらす影響は、さほど大きくないと思われていたからです。

しかし、いまWebやデジタルの部署へ新たに配属されるのは、べつにWebが好きでもマーケが好きでもない人が大半でしょう。それは、Webもソーシャルもデジタルも、企業と顧客の接点として重要なものの1つとして認められ、営業や総務や経理と同様の「企業にとってふつうの部署」になっているからです。

そして、Webの重要性が増すにつれ、データ活用の価値が高まるにつれ、デジタル変革が進むにつれ、われわれがしなければいけないことの幅が広がり、企業活動全体に関係するようになってきています。


そうなると、「こうすればもっと業績を改善できる」ということを実現するにあたって、コミュニケーションして一緒に仕事をしなきゃいけない人の幅がどんどん広くなっていきます。大きなプランを動かそうと思えば、経営層を説得する必要もあります。

しかし、その人たちの大半は、(あなたの100倍ぐらい)Webやデジタルのことを理解していない人なのです。Webの仕事に慣れたあなたにとって常識の言葉が通じるとは限りません。あなたが知っていて当然だと思う基本的なことも、ほとんど知らない人たちです。

そういう人たちに、あなたの考えていることを理解してもらい、「いいね、やろう」と言ってもらわなければ、仕事が進まないのです。

どれだけあなたがWebやデジタルマーケティングの知識とスキルを獲得して優秀な人材に育ったとしても、ステークホルダーとのコミュニケーションをうまく進められなければ、決して優秀なWeb担当者やマーケターにはなれません。

だから、『人を動かす』を薦めるのです。

(もちろん、人の動かし方だけ知っていて、専門的なことや技術がわからない人になってしまってはいけませんよ、念のために)

 

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最終更新:5/9(火) 11:06
Web担当者Forum