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井浦新主演「ニワトリ★スター」に成田凌、紗羅マリーら出演

5/9(火) 6:00配信

映画ナタリー

井浦新が主演を務める「ニワトリ★スター」に成田凌、紗羅マリーが出演することがわかった。

【写真】「ニワトリ★スター」(他8枚)

たなか雄一狼の同名小説を実写化した本作は、井浦演じる大麻の売人・草太と成田扮する全身タトゥーで赤髪モヒカンの色情狂・楽人を軸に展開するバイオレンスファンタジー。映画初出演となる紗羅は、DVを受けるシャブ中毒のシングルマザーを演じた。

ほかにも街の不良を束ねるヤクザの組長役に津田寛治、草太の父親役に奥田瑛二、主演の2人が同居するアパートの管理人役にLiLiCoが扮している。

原作者のたなか雄一狼が、別名義のかなた狼として監督を務めた「ニワトリ★スター」は、2018年春に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次ロードショー。

井浦新 コメント
かなた狼監督からの「今まで見せてきた井浦新を、1ミリでも見せたら許さんぞ」という言葉から始まりました。相手の演技を受けている時のちょっとした表情や、自分がついしてしまう生理的な芝居をとにかく捨てていくこと。自分のやりやすいことをいかにしないかがずっと意識の裏側にあって。そこへとても気を張っていました。
そもそも力技でやる表面的な芝居は一切通用しない監督ですから、雨屋草太を演じるにあたっては、一点突破でいこうと。草太は、監督である「かなた狼」、かなた狼である「田中雄一郎」(監督の本名)という一人の男が投影された役なので、田中雄一郎という人間をとにかく食っていこうと。
喰らい続けて全部喰い散らかした後に、残りカスが出て来る。その残りカスが出てきた頃に自由になるんだと信じて準備をしていました。撮影が始まる頃には、生活と現場の境界線はなくなり、雨屋草太として撮影地の大阪でズブズブと生きている姿を記録されてるような、どこかドキュメントの感覚で芝居していました。そういう意味でこの映画へのモチベーションは、監督である「田中雄一郎」と言う一人の男をとにかく喰らい尽くしてやろうという挑戦でもありました。
監督がとことんやりたい事をやりたい様に作り上げたこの映画の熱量は凄まじく、参加した自分でさえもすぐさま感想なんてまとめられない、監督が原作の小説を書いてる頃から知っているのでなおさら、今は「あぁ、本当に映画になったんだぁ」という感慨が邪魔をするんです。
人生を簡単にまとめられないように、「ニワトリ★スター」を観た人が全部を咀嚼していくのは相当時間がかかると思います、けれど観た人にとって、本当に大切なたった一つのシンプルなことが見えてくるような、そのきっかけになるような映画になったらいいなと思っています。

成田凌 コメント
体、時間、人間関係、感情、欲、全てをこの作品に持っていかれてしまいたい、捧げたいと思い、必要のないものは排除し、必要なものは求め、染み込ませ、受け入れ、生活にし、大阪という街に、人に、生かされた、2016年の夏でした。
俳優として、この上のない贅沢な時間、全てが挑戦であり、全てが“星野楽人”という人間を生かすためのものでした。
映画「ニワトリ★スター」がみなさまに届く日が近づいています。
未来のお孫さんに、自分は劇場で観たと、自慢してやってください。

紗羅マリー コメント
何もかも、台本というものを開いた事も、自分以外の人間の名前を名乗るということも全てが初めての挑戦でした。私のファンでいて下さってる方々に、見たこともない私を、姿を見てもらえると思います。
お話をいただき、やりたいです!と言った日から、決定もしていないのにダイエットを始めました(笑)。
撮影が始まってからは、全く何が正解なのかわからず、自分との闘いでしたが、監督も、俳優さんも、スタッフのみなさんもみーーーんな一緒に戦ってくれたので輝くことが出来たと思います。
愛というものは、自由自在に変化するものだと思います。なので、私は愛という言葉があまり得意ではありません。でも、この世の中で、変わらない愛がちゃんとあるんだという事。生を受けてから死ぬまでの中に、必ず変わらない愛をプレゼントしてくれる人がいるから、見失わないように。この映画をみて、いろんな愛を感じてください。

かなた狼 コメント
自身で書き上げた小説を監督し映像化するという事。それを具現化させていく過程の全てが挑戦でした。文字の世界観で思い描いていたキャラクターと、実在の役者が演じるキャラクター。想定内外をも楽しみながら世界観を構築する事や、役者や制作スタッフとの可能な限り意思疎通や稽古。製作GUM株式会社としての新たなる映画製作の模索。
実在する道草アパートメントという建物をセットとして扱い、身近なる才能を活用することなど、すべてが自分たちなりの試みでした。
手法がどうのではなく、感覚的に新たなる時代の邦画を作ってみたいとの思いでした。躍動感のある凶暴さと古典的で繊細な要素、サンプリングやコラージュ、アニメーションなど、様々な異素材を「ニワトリ★スター」の世界観として共存させ濃縮し、理屈ではなくエネルギーが溢れる作品を目指しました。
強烈な違和感を感じながらも、ご鑑賞後に何か人間の想いやエネルギーのようなものを胸に残させて頂ければと思います。

(c)Gentle Underground Monkey

最終更新:5/9(火) 6:00
映画ナタリー