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神戸市立博物館で全国巡回展 天正遣欧少年使節がたどった伊・芸術作品公開 /兵庫

みんなの経済新聞ネットワーク 5/9(火) 10:08配信

 神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で現在、巡回展「遥かなるルネサンス -天正遣欧少年使節がたどったイタリア-」が行われている。(神戸経済新聞)

ウフィツィ美術館・シュミット館長と東京富士美術館・五木田聡館長

 16世紀、イエズス会士ヴァリニャーノが日本へのキリスト教布教を深めるため、使節に選ばれた伊東マンショら4人の少年たち「天正遣欧少年使節」をヨーロッパに派遣。一行は1582年に長崎からイタリアに向けて旅立ち、ローマで教皇グレゴリウス13世に謁見(えっけん)、訪問する各地で手厚いもてなしを受けたという。

 同展では、「天正遣欧少年使節」が訪れたイタリア各地の都市の芸術を紹介。日本初公開となる「ビア・デ・メディチの肖像」をはじめ、ブロンズィーノやティントレットの絵画作品、タピスリー、陶器、ガラスなどの工芸品や書簡資料などイタリア・ルネサンスの芸術品約70点を展示する。

 館内展示は、プロローグから始まり、「トスカーナ大公国」「ローマへの旅」「ヨーロッパ都市の女王:ローマ」「ペーザロとイモラ」「エステ家の都市:フェッラーラ」「ヴェネツィア、『驚嘆の都市』」、「パドヴァ、ヴィチェンツァ、ヴェローナ」「ゴンザーガ家の宮廷」「ミラノ」の9章に分けて構成する。

 主な作品は、クリストーファノ・ガッフーリが3年の歳月をかけて製作された象嵌(ぞうがん)細工のテーブル「リヴォルノ港の景観」、グレゴリウス13世が援助したローマ学院(現在はグレゴリアン大学)のために描いた「ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス13世」、イスラム文化の影響を受けたスペイン発祥の工芸品であるマヨリカ陶器「市民を救うカエサルが描かれた大皿」、長年存在不明で2014年にトリヴルツィオ財団の調査によって確認され話題となった「伊東マンショの肖像」、別れ際にヴィンチェンツォ1世が使節一行に贈ったという「ゴンザーガの冑」、使節の正使である伊東マンショがマントヴァ公子のヴィンチェンツォに宛てた感謝の手紙など。

 4月21日に行われた開会式では、久元喜造神戸市長をはじめ、学術総監修者であるウフィツィ美術館のシュミット館長らがテープカットを行った。

 開館時間は9時30分~17時30分(土曜は19時まで)。月曜休館(7月17日は開館)。入館料は、一般=1,300円、大学生=900円、高校生=700円、小・中学生=500円ほか。7月17日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/9(火) 10:08

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