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NY市場サマリー(8日)

ロイター 5/9(火) 6:59配信

[8日 ロイター] - <為替> フランス大統領選でマクロン氏が勝利したことを好感してユーロが対ドルで半年ぶりの高値を付けた後、利益確定の売りが出て反落した。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時1.1023ドルと昨年11月以来の高値を付けた後、終盤は0.6%安の1.0932ドル。ユーロ/円<EURJPY=>は一時、1年ぶり高値の124.58円まで上昇し、終盤は0.4%安の123.56円となった。

極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が敗れて安心感が広がり、リスク志向が高まったことから、安全通貨とされる円とスイスフランは下落。ドル/円<JPY=>は0.2%高い113.06円となった。

<債券> 財務省が今週実施する総額620億ドルの四半期定例入札(クオータリー・リファンディング)を控え、国債利回りが上昇した。前日の仏大統領選決選投票で親欧州連合(EU)を掲げるマクロン前経済相が当選したこと受け、安全資産としての米国債の需要が低下したことも利回り上昇につながった。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは2ベーシスポイント(bP)上昇の2.374%。一時は4月10日以来の高水準となる2.390%まで上昇した。30年債<US30YT=RR>利回りも2bp上昇の3.011%。2年債<US2YT=RR>利回りは1bp上昇の1.330%となっている。

<株式> S&P総合500種が一時取引時間中の最高値を更新したが、その後売り注文に押され、おおむね横ばいで取引を終えた。フランス大統領選でのマクロン氏勝利を受けて、株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は20年超ぶりの低水準となった。

S&P総合は一時2399.94をつけ、日中の最高値を更新した。

この日はS&Pの主要11セクターのうち7つが下落。素材株指数<.SPLRCM>は0.9%安となる一方、エネルギー株指数<.SPNY>は原油相場の上昇を背景に0.7%上昇した。

個別銘柄では、ファッションブランド、ケイト・スペード<KATE.N>は、米高級皮革ブランドのコーチ<COH.N>が24億ドルで買収すると発表したことを受けて買われ、8.3%高。

<金先物> 決め手となる材料に欠け、ほぼ横ばいとなった。6月物の清算値は前週末比0.20ドル高の1オンス=1227.10ドル。

米主要経済指標の発表がなく、新規材料難から徐々に小動きとなった。ただ、相場が約1カ月半ぶりの安値水準で推移していることもあり、安値拾いの買いやショート カバーが入りやすく、早朝には一時1236.90ドルまで上昇していた。

<米原油先物> 売り買いが交錯した後、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清 算値は前週末比0.21ドル(0.45%)高の1バレル=46.43ドル。7月物は0.24ドル高の46.84ドルとなった。

ロイターが業界筋や石油輸出国機構(OPEC)筋の話として伝えたところによる と、OPEC加盟・非加盟国は現行日量180万バレルの協調減産を9カ月もしくはそれ 以上延長することを検討している。また、ロシア政府はこの日、他の産油国と協調減産延 長について協議したことを明らかにした。これらの報を受けて、協調減産延長に対する期 待感が広がった。

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最終更新:5/9(火) 6:59

ロイター