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H29年度「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース、1,904人が最終応募…採否のポイントは?

5/9(火) 19:30配信

リセマム

 文部科学省は5月9日、平成29年度官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」高校生コース(第3期生)について、新高校1年生対象の「アカデミック・テイクオフ」コース締切後の最終応募状況および支援企業・団体について発表した。高校生コース全体の応募者は1,904人。支援金は116.8億円。採否は5月末に決定予定。

高校生コースの応募状況 ほか支援企業・団体一覧

◆トビタテ!留学JAPANとは

 「トビタテ!留学JAPAN」とは、平成25年(2013年)10月から文部科学省主導のもと推進されている留学促進キャンペーン。官民協働で「グローバル人材育成コミュニティ」を形成し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される平成32年(2020年)までに、高校生・大学生の留学者数を増加させる。具体的には、大学生の海外留学を現状6万人から12万人へ、高校生の海外留学を現状3万人から6万人へ倍増させるねらい。

 対象は、大学生と高校生などに在籍する生徒・学生。採用された場合、留学費用に充てる返済不要の奨学金のほか、グローバル人材育成コミュニティへの参加資格などが与えられる。留学経験の質を高めるため、留学前後には事前・事後研修を組み、留学生をサポートする。

◆応募対象は? 採否のカギは「何をするか」

 日本の学校に所属する高校生と大学生などの生徒・学生なら、単位取得を前提としたアカデミックな留学だけでなく、インターンシップやボランティア、フィールドワークなど、多様な活動を通じた留学も応募対象に含まれる。高校生コースの募集分野は、平成29年度時点では「アカデミック」「プロフェッショナル」「スポーツ・芸術」「国際ボランティア」の4分野。ただし、英語取得のみを目的とした留学や、移籍を伴う海外進学は対象外。

 ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド駐日代表の北岡美佐子氏によると、「トビタテ!留学JAPAN」への応募だけでなく、留学を実りあるものにするためには「留学先で何をするか、何を成すか」を明確することが重要。よって、目的に合わせた留学国や学校、エリアの選定が欠かせない。

 得意分野は国や学校、滞在先によってさまざま。たとえば、ニュージーランドなら日本・ニュージーランド政府奨励留学プログラム「Game On English」のように、英語とスポーツを組み合わせた実践活動や、国の基幹産業である農業分野での先進的な研究、観光業界でのインターンシップなど、留学生の可能性を生かすさまざまな分野が揃っている。

 ニュージーランドに限らず、これまでの「トビタテ生」は、起業の夢を叶えるため、その国、そのエリアだからこそ体験できる「英語+実践活動」に挑戦してきた。トビタテ!留学JAPAN高校生コースのWebサイトでは、これまでにはイギリスのサマースクールに参加したり、パイロットになるためにアメリカでセスナ操縦体験に挑戦したり、ペルーやインドネシアでボランティア活動に参加した先輩トビタテ生の姿が見られる。

 なお、トビタテ生は留学先における「アンバサダー」としての活躍も期待されるため、留学先に日本のファンを増やし、人脈の構築と関係性を継続する方法も考えておきたい。また、帰国後は留学先で得た経験を周囲に発信する「エヴァンジェリスト」としての活動も期待される。

 応募の際には、単純な語学留学ではなく、留学先で外国語を用いた異文化交流やインターンシップ、イベントの主催や参加など、英語とアクティビティを重視した、熱意ある留学計画を立てたいものだ。留学希望先は、目標の達成に適したエリアであるかも明確にしておきたい。

◆平成29年度の最終応募者は1,904人

 高校生コースは、平成28年10月11日から平成29年4月21日まで、アカデミック(テイクオフ、ショート、ロング)、プロフェッショナル、スポーツ・芸術、国際ボランティアの4コースで募集を行った。応募生徒数は、新高校1年生対象の「アカデミック・テイクオフ」コースを含め、国立188人、公立792人、私立924人、合計1,904人。応募生徒の在籍学校数は839校だった。

 平成28年度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」高校生コースの応募者数は2,057人(平成28年5月10日発表)。第一期生を輩出した平成27年度応募者数は514人だった。

 5月8日現在、支援企業・団体数は209。支援金は116.8億円。今後は5月中旬までに書面・動画審査(一部は新高校1年生のみ)を実施し、同月下旬までに順次採否結果を通知する。6月中下旬には壮行会と事前研修の実施を予定。留学・支援開始は7月1日から。

 トビタテ!留学JAPANは、Webサイトで応募に関する詳細やよくある質問、先輩トビタテ生の体験談を掲載中。保護者が子どもの留学を考える際、参考にできそうな情報が多数公開されている。来期の募集に向け、親子で情報を収集してみてはいかがだろうか。

《リセマム 佐藤亜希》

最終更新:5/10(水) 1:37
リセマム

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