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BBQ世界トップWeberのグリルが最高!! 分厚いステーキも柔らか~く

アスキー 5/9(火) 11:30配信

アメリカのバーベキュー機器メーカー「Weber」が、日本向けに開発したバーベキューグリル「キャンプQ(Q1250)」を発売。分厚いステーキにピザやケーキもお手のもの。筆者が世界レベルのBBQを体験してきた。

 全世界で圧倒的なシェアを獲得している、アメリカのバーベキュー機器メーカー、Weber。そのWeberが、日本市場をとことん調査し、日本の文化や環境に合うように新しく開発したバーベキューグリル「キャンプQ(Q1250)」が販売開始となる。価格は4万9990円。
 
「キャンプQ(Q1250)」
・メーカー:Weber
・価格:4万9990円(税込)
・発売日:5月中旬
 
 発売に先立ち、4月27日にWeber主催の発表会が開催された。発表会では、新製品キャンプQの特徴が紹介されるとともに、実際にキャンプQを使ったバーベキュー料理の体験会も開催された。
 
※当初5月9日発売予定でしたが延期となりました。
 
小型モデルで持ち運びに便利
 キャンプQは、蓋の付いたオーブン型のバーベキューグリルだ。もともとこのような蓋の付いた”コンベクション・グリル”と呼ばれるバーベキューグリルを開発したのはWeberの創業者ということで、Weberは蓋付きバーベキューグリルを多数販売している。
 
 日本で広く利用されているバーベキューグリルは蓋なしのものが中心で、それらは熱の管理が非常に難しい。それに対し、蓋付きのバーベキューグリルは、蓋を閉めることで内部で熱が対流し熱が均等に回りやすく、熱の管理がやりやすいという。それによって、分厚いステーキ肉を焼くだけでなく、ピザやケーキなどのオーブン料理もこなせる。
 
 ただ、既存製品はサイズの大きなものが多く、日本ではなかなか扱いづらかった。そこでキャンプQでは、690(W)×419(D)×394(H)mm(折りたたみ式のテーブルを閉じた状態。テーブルを開くと幅は1,039mmとなる)と大幅にコンパクト化し、日本でも扱いやすいサイズとなっている。車のトランクにも余裕で収納できるのはもちろん、自宅の庭やテラス、車のガレージなどでも余裕で利用可能だ。
 
 重量は、本体と焼き網を合わせて約10.15kg。かなり重いが、これは約4.75kgの鋳鉄製焼き網が使われているからだ。この鋳鉄製の焼き網によって、本格的な焼き料理ができるのはもちろん、ステーキなどにも綺麗な焼き色や焼き目がつく。
 
 また、本体も鋳鉄アルミニウム製となっており、非常に丈夫で耐久性にも優れる。
 
熱源は専用のガスボンベ
 火には炭火を使うのではなく、専用ガスボンベを利用したガス火を使うようになっている。これによって、ボタンを押すだけと簡単に火が起こせるだけでなく、火力調節も容易。
 
 利用するガスボンベは、日本メーカーとの共同開発されたもので、一般的なカセットガスよりもプロパンガスの比率が5倍とパワーが強力な点も特徴で、ボンベ1本で約4時間、安定して強力な火力を利用できるという。専用ガスボンベの価格は1本990円。
 
 また、ガス火を使うことで、煙が少ないという点も大きな特徴だ。炭火を使うバーベキューグリルでは肉から油がしたたり落ちてかなり煙が出ることも少なくない。しかしキャンプQでは、内部にリング状のバーナーがあり、そこに火が付くだけとなっているため、油が直接火にしたたり落ちる割合が大幅に減ることで、煙が出にくくなっている。
 
 全く煙が出ないわけではないが、肉を焼いてもわずかに煙が出る程度でしかない。そのため、マンションのベランダやテラスでも問題なく使えるという。実際に、Weber日本支社代表のアダム・ホール氏は、東京の自宅マンションのテラスで毎日のように使っているという。ちなみに、したたり落ちた油は、本体下部の穴から受け皿に溜まるようになっている。
 
ステーキやピザがおいしく仕上がる
 発表会では、実際に牛肉や鶏肉、サーモンなどを使ったバーベキュー料理を楽しめた。まずは牛肉から。今回はアメリカンビーフのテンダーローンが用意され、キャンプQでグリルして振る舞われた。
 
 焼き方は非常に簡単で、あらかじめ余熱で約250度に熱したキャンプQにかたまり肉を入れるだけ。内部で熱が対流するため、熱も均等に伝わって、しばらく待っているだけでいい感じに火が入る。あとは、頃合いを見計らって肉を裏返すなどして焼き目を付ければ出来上がり。出来上がった肉は、外がカリッと香ばしく、中は柔らかくてジューシーで、最高の焼き加減だった。
 
 また、サーモンの切り身をひのきの板に乗せて焼く「シーダーサーモン」も提供された。こちらも、ひのきの板にサーモンの切り身を並べてキャンプQに入れるだけだ。内部で熱が対流するため、木の上にのせたサーモンにもしっかり火が入るのはもちろん、木がいぶされてスモークしたような味わいとなり、こちらも絶品。
 
 さらに、ピザも振る舞われた。普通ピザはオーブンで焼くものだが、蓋のあるキャンプQはオーブン料理にも対応できるわけだ。パリッと焼き上げられた生地と、とろっと溶けたチーズは、まさしく本格ピザといった味わいだった。
 
タルトタタンが簡単に作れた!
 体験会では、我々参加者がバーベキュー料理を食べるだけでなく、作る体験も行われた。作ったのは、鶏肉のグリル料理と、パイ生地を使ったリンゴのタルトタタン。
 
 鶏肉のグリルは、鶏のもも肉に香辛料をまぶして、余熱したキャンプQに入れ、3分ほど待つだけ。作業はとても簡単だったが、中までしっかり火が入って入るにもかかわらず、肉汁がしたたり落ちるジュージーな仕上がり。外の焼き目もおいしさを挽き立て、とにかく最高の味わいだった。
 
 また、タルトタタンも同様だ。こちらは、カラメルを敷き詰めた容器にリンゴの切り身を敷き詰めてパイ生地をかぶせ、キャンプQに入れるだけだ。
 
 タルトタタンは、鶏肉のグリルと同時に入れて調理したが、鶏肉のにおいが移ることもなく、こちらも最高の仕上がりだった。
 
 どの料理も、出来上がりはかなり手の込んだもののように思えるが、実際にはとにかく簡単な味付けや下ごしらえをするだけで、あとはキャンプQに入れるだけと、とても簡単に作れた。
 
 後片付けはどうしてもわずらわしいはものだが、キャンプQでは鉄板料理のように高熱で残った食材をわざと焦がしてブラシで擦り落とすだけ。お酒をたしなんでほろ酔いの状態でも比較的に楽なお手入れができそうだ。
 
「日本でバーベキュー文化を革命したい」
Weber代表アダム・ホール氏の想い
 最後に、Weber日本支社代表のアダム・ホール氏に、新製品のキャンプQについてインタビューする機会が得られたので、その模様をお伝えする。
 
――Weberは、バーベキュー市場でどういった立ち位置にいるんでしょうか。
 
アダム氏:海外では、Weberは圧倒的なシェアを獲得しています。しかし日本ではまだまだ知名度が低いのが現状です。ただ、日本には非常に大きな可能性があると考えています。我々の商品は蓋が付いているものが多いですが、競合はない商品と考えています。そして、日本でバーベキュー文化を革命したいと考えています。失敗なくおいしいバーベキュー料理ができて、家族や友人がハッピーになる、それを日本のみなさんに伝えるのが我々の目的です。
 
――ただ、日本の住環境では、こういったバーベキュー機器はなかなか使いづらいと思いますが。
 
アダム氏:アメリカでも、ニューヨークやシカゴなどでは日本にちかい住環境ですが、各家庭のベランダにほぼ間違いなくWeberのバーベキュー機器が置かれています。それは、Weberのバーベキューグリルはコンパクトで、煙も出にくいため、ベランダでも問題なく使えるからです。このキャンプQはそれらよりももっとコンパクトですし、収納も楽ですので、日本の住環境にも問題なく対応できます。しかも、煙が少ないですから、小さな庭やガレージでも使えます。そして、バーベキューは好きだけどなかなか楽しめないという人に、ぜひ楽しんでもらいたいと考えています。
 
――キャンプQには、コンパクトで手軽という部分以外にどういった特徴がありますか?
 
アダム氏:一番の特徴は、ガスを使うという部分です。キャンプQでは、日本のメーカーと共同開発した専用のガスボンベを使いますが、これは競合のガスボンベに比べて5倍のパワーがあります。しかも、最長で5時間ぐらい使えます。あとは、日本市場向けということで、本カラーに赤を使っています。
 
――では、アダムさんは普段どのようにバーベキューを楽しんでいるのですか?
 
アダム氏:私の奥さんはとても料理が上手なんですが、今は私が料理当番ということが多いです。例えば、チキンや魚を買ってきて、バーベキューコンロに火を付けて余熱しながら、その間に食材に塩や胡椒で味付けをしてバーベキューコンロに入れます。とにかく手間がかからずに料理ができます。つまり、ほぼ毎日のようにバーベキューコンロを使っていますので、日常生活にバーベキューが入り込んでいます。
 
――アダムさんが大好きなバーベキュー料理は何ですか?
 
アダム氏:私は、「シーダーサーモン」が大好きです。シーダー板という杉やひのきの板の上にサーモンの切り身を置いて、バーベキューコンロで蒸し焼きにするのですが、サーモンが燻製されたようになって、とてもおいしいです。私の奥さんも大好きです。それと、チョコレートケーキも大好きで、バーベキューコンロで作っています。
 
――最後に、アダムさんにとってバーベキューって何でしょう。
 
アダム氏:私にとってバーベキューは、とても楽しいことです。これまで、バーベキューでケンカしている人は見たことがありません。料理は人々をハッピーにします。そして、このキャンプQで、日本の皆さんをハッピーにしたいと思います。
 
バーベキューで日常生活をハッピーに
 アダム・ホール氏は、このキャンプQを投入するだけでなく、バーベキュー料理は難しいことはなく、手軽においしい料理が作れるということを日本に伝えていきたいという。筆者も、今回の体験会に参加して、バーベキューに対する認識が大きく変わり、もっとバーベキューを普段から楽しみたいと感じた。
 
 
訂正とお詫び:誤表記を修正しました。(5月9日)
 
文● 平澤寿康 編集●ナベコ

最終更新:5/11(木) 20:31

アスキー