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【英国】英政府が大気汚染対策案、車の買い替え支援など

NNA 5/9(火) 11:45配信

 英環境・食料・農村地域省は大気汚染の緩和に向けた対策の試案を公表した。自動車の買い替え支援や高速道路での速度制限の強化などが盛り込まれたが、野党や専門家からは不十分との批判も上がっている。政府は6月15日までの意見公募期間を経て、7月31日に最終案を打ち出す計画だ。
 計画では、欧州連合(EU)の排ガス基準「ユーロ4」に対応していないガソリン車および「ユーロ6」に対応していないディーゼル車合わせて約1万5,000台を対象に、電気自動車(EV)への買い替え支援を行う。金額の目安は8,000ポンドで、乗用車だけでなくバスや商用車、タクシーなども対象とする可能性がある。また高速道路の制限速度を現行の時速70マイル(113キロメートル)から60マイルに引き下げることや、各自治体の判断で「低排出区域」を設け、排出量が一定量を超える車に対して通行料を科すことも検討する。
 英国では大気汚染が深刻化しており、この問題に起因する死亡者数は年間4万人に上るとの試算もある。また2010年までの達成を求められていたEUの大気汚染基準も満たしておらず、欧州委員会は2月、EUの環境法令に違反しているとして、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの5カ国に改善を要求。向こう2カ月以内に適切な対応が取られなければ法的措置も辞さないと警告していた。[環境ニュース][EU規制]

最終更新:5/9(火) 11:45

NNA