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浜名湖パパイア 美容と健康提案

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/9(火) 8:30配信

 農産物の生産・流通を行うコンサルティング団体「アグリ・ルネッサンス」(浜松市南区、鈴木清隆代表)が4月から、同市内で南国の農産物「青パパイア」の露地栽培に乗り出した。パパイアは熱帯や亜熱帯が産地だが、岡山県のベンチャー企業が開発した耐寒性のある品種を使用する。本来の高い栄養価に加え、美容効果もうたい、無農薬・有機栽培による安心・安全な「浜名湖パパイア」(仮称)としてブランド化を図る。

 パパイアは国内では沖縄県や九州南部で栽培され、郷土料理などに使用されているものの、鮮度の劣化が早いため、産地から遠い都市部では本格的に出回っていない。そんな中、鈴木代表が耐寒性のあるパパイアに出合い、東京や大阪など大都市圏に新鮮なまま提供できる、浜松市での栽培を思い立った。

 使用するパパイアの生育適温は15~30度と、従来よりも5~10度低く、生育期間も通常の半分の3カ月程度。鈴木代表らは第1弾として4月15日、西区と南区の農場計約1500平方メートルに、6品種のパパイアの苗150本を植え付けた。

 健康志向や食の安全に留意してウナギ残さを加工した有機肥料を活用して栽培し、8月後半から10月にかけて約4500個を収穫する計画。「女性や高齢者の活躍にもつなげたい」(鈴木代表)と、ビニールハウスでなく、誰でも管理しやすい露地栽培にこだわり、ノウハウの構築を進める。

 パパイアは抗酸化成分のポリフェノールやビタミンを多く含むため、美容や健康に効果がある「食べるエステ&コスメ」としてアピールする。ドレッシングや石けん、サプリメントなど加工品として提供する「6次産業化」も見据える。

 同団体はパパイアのほか、無添加国産バナナの需要を見込み、耐寒性の高いバナナの試験栽培も行う。鈴木代表は「健康寿命日本一の浜松から、健康な食生活を提案できれば。浜松で栽培したパパイアを全国に発信していきたい」と語る。

静岡新聞社

最終更新:5/9(火) 8:30

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS