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地域活性に一役 商品券付き定期預金、販売10年

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/9(火) 9:08配信

 地元商店街で使える商品券を付けた静岡中央銀行の定期預金が、販売開始から10年目に入った。地域の商工会や商店街と連携した、県内他行にはない金融商品。預金獲得だけでなく、商品券を取り扱う協力店舗の新規顧客獲得にも貢献し、地域経済の活性化に一役買っている。

 同定期預金は個人客が対象で、店舗ごとに期間を定めて販売している。スーパー定期1年の店頭表示金利に年0・1%を上乗せした上で、預入金額に応じた商品券を預金者に贈呈する。

 2007年12月に清水町のサントムーン柿田川出張所で始まり、これまでに静岡、神奈川両県の21地区26店舗で104回販売してきた。最多の焼津支店は09年から8年連続で展開している。

 17年3月末までの新規口座開設は約1万1千件、累計販売額は735億円に達した。商品券の配布額は約1億3900万円に上る。

 17年2月上旬から5回目の販売を行った長泉支店は、長泉町商工会と連携し支店周辺の約100店舗で使える買い物券を用意した。預け入れ50万円ごとに500円分を贈る仕組み。販売総額を3億円に設定したが、主婦層を中心に引き合いが強く、当初予定を3週間ほど繰り上げて販売終了した。岡田康伸支店長は「協力あいさつや換金などで1店舗あたり行員が最低3回訪れる。新規顧客獲得の契機にもなる」と話す。

 配布された買い物券はほぼ100%の回収率という。協力店舗では額面以上の消費が喚起されている。長泉町商工会事務局の勝又清慈さんは「初めての来店のきっかけになっている。実効性の高い販促活動として各店舗に浸透している」と語る。

 同行経営管理部の担当者は「地域とのつながりを深める貴重な機会が生まれる」と話す。17年度は8支店での販売予定という。

静岡新聞社

最終更新:5/9(火) 9:08

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS