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商社3社、資源高で黒字転換 17年3月期 伊藤忠など4社も増益

SankeiBiz 5/10(水) 8:15配信

 大手商社7社の2017年3月期連結決算が9日、出そろった。原料炭や鉄鉱石など資源価格の上昇、コスト削減効果で前期に最終赤字に転落した三菱商事や三井物産、豊田通商の3社が黒字に転換。伊藤忠商事や住友商事、丸紅など4社も増益を確保し、業績回復が鮮明になった。各社とも資源以外の非資源事業に活路を求めたことも寄与した。

 三菱商事は原料炭の価格上昇で4402億円(前期は1493億円の赤字)と大幅増益を計上し、前期に伊藤忠商事に明け渡した最終利益ベースの業界首位を奪還した。三井物産は鉄鉱石の価格回復などで最終利益は3061億円(前期は834億円の赤字)と大幅増益を確保した。

 伊藤忠商事も、米青果物大手の好調などで前期比46.5%増の3522億円と2期ぶりに過去最高益を更新した。

 18年3月期の最終利益見通しも全社が増益を見込む。ただ、今後の原料炭価格は「足元は一時的に上昇するが、昨年より保守的にみる」(三菱商事の増一行常務執行役員)、鉄鉱石も「中国や米国のインフラ需要の期待感はあるが上値は重い」(三井物産の安永竜夫社長)と慎重な見方が相次いだ。

 また、丸紅の国分文也社長は「経営環境の変化や財務体質改善を優先する」として中期経営計画で示した19年3月期の最終利益目標を下方修正した。

最終更新:5/10(水) 8:15

SankeiBiz