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東大阪市役所で「田中一光のポスター展」 府収蔵のポスター32点展示 /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 5/9(火) 15:55配信

 東大阪市役所本庁舎1階多目的ホールで5月8日、東大阪市民美術センター出張美術展「伝統とモダン デザイン界の巨匠 田中一光のポスター展」が始まった。(東大阪経済新聞)

第11回冬季オリンピック札幌大会のポスターコンペ出品作品

 空調設備の全面改修工事により7月31日まで休館する東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6)が3カ月連続で主催する同スペースでの出張展示。大阪府が収蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」所蔵作品から3つの展覧会を企画した。

 第1弾となる今回は、戦後日本のグラフィックデザイン界を代表するデザイナーの一人である田中一光(いっこう)さんのポスター展を企画。

 奈良市出身、京都市立美術専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業後、鐘淵紡績、産経新聞を経て、日本デザインセンター設立に参加した田中さん。その後、田中一光デザイン室を主宰し、東京オリンピックなどの国家行事やセゾングループ、無印良品などのアートディレクションなどで活躍。ニューヨークアートディレクターズクラブの殿堂入りなど国際的に活躍し、国内外多数の美術館に作品が収蔵されている。大阪府は1982(昭和57)年から1996年まで15年間にわたり田中さんにアートディレクターを依頼し、助言を受けるとともに、100点のポスターの寄贈を受けた。

 同展では、1955(昭和30)~1974(昭和49)年の作品32点を展示。作品は、田中さんがすべてのポスターを手掛けた「産経観世能」や、1972(昭和47)年に開催された第11回冬季オリンピック札幌大会のポスターコンペ出品作品、「書体に強い関心があった」という田中さんの「モリサワ」のポスター、国内外の展覧会のポスターなど。

 学芸員の柳知明さんは「時代による表現の違いが見どころ。『どこかで見たことがあるが、この方の作品やったんか』というのが随所に出てくる」と話す。

 5月12日14時からは、大阪府府民文化部文化研究員の中塚宏行さんが作品を鑑賞しながら解説するギャラリートークを行う。

 開催時間は9時~17時(最終日は15時閉場)。5月19日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/9(火) 15:55

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