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ソニー、待望のAtmos/DTS:X AVアンプ。TVラックに入る7万円台の「STR-DN1080」

Impress Watch 5/9(火) 13:04配信

 ソニーは、Dolby Atmos/DTS:X音響や、独自の自動音場補正「D.C.A.C.EX」などに対応したAVアンプ「STR-DN1080」を6月17日より発売する。価格は77,800円。

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■7.1.2ch相当も体験可能。テレビラックに合わせて低背化

 7.1chのAVアンプで、最大の特徴は、同社国内モデルで初となる、立体音響のDolby Atmos/DTS:Xへの対応。海外では'15年発売の上位機STR-ZA5000ESが対応しているが、国内でも対応モデルが登場した。DN1080は、5chのスピーカー構成でも7ch相当を再現する「ファントムサラウンドバック」機能を組み合わせることで、最大7.1.2ch(9chアンプ相当)を体験可能としている。

 なお、他社製AVアンプにおけるAtmos/DTS:Xへの対応は'14年から始まり、'15年以降はエントリーモデルにおいても導入が進んでいるが、ソニーはこれまで「メリットのあるタイミングで対応すべき」としていた。Atmos/DTS:X音声収録のBDソフトが増加してきたことなどを受けて、国内初となる対応モデルの発売に至ったという。

 DN1080は、新DSPを3基搭載して処理性能を高め、「高性能を音質を損なうことなく実現する」としている。さらに、多くのテレビラックに収納できるように、本体の高さを従来モデル(STR-DN1070)の172mmから156mmへ低くしたのも特徴。

 4Kコンテンツのパススルーに対応するほか、4K/60p/4:4:4や、HDR、HDCP 2.2映像をサポート。さらに、2017年秋以降に行なう本体ソフトウェアアップデートにおいて、HDRのDolby Visionにも対応予定としている。

 ハイレゾ再生はDSD 5.6MHzや、PCM/FLAC/Apple Lossless(ALAC)などの192kHz/24bitに対応し、いずれも5.1chまでサポートする。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどにも対応。定格出力は165W×7ch(6Ω)、最大出力は100W×7ch(6Ω)。

 生産終了した上位モデル「TA-DA5800ES」などに搭載している音場補正技術「D.C.A.C.EX」に対応。31バンドのグラフィックイコライザで視聴環境を高精度に最適化するとしている。キャリブレーションに使う外付けのマイクは、従来のモノラルからステレオへ変更。「(上位モデルである)ESクラスのキャリブレーション機能を搭載し、理想的なホームシアターの視聴環境を実現する」としている。

 室内環境によって、スピーカーの設置場所が限られる場合でも、理想的な位置/角度へ仮想的に“再配置”してサラウンドのつながりを改善する「スピーカーリロケーション」や「A.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」に対応。

 3基の新DSPにより、Atmos/DTS:Xデコードや、D.C.A.C.EX、スピーカーリロケーションなどを含め、これまで以上に高度なDSP処理を実現。また、デジタル系の回路基板には、一体成型のメタルフレームを採用。1ピースで作られ、剛性を高めたブラケットにより、デジタル基板にかかる振動などを排除するという。

■Chromecast built-inやSpotify Connectなどネットワーク機能

 Ethernet/Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4/5GHz)のネットワーク機能に対応。DLNAやAirPlay再生のほか、Chromecast Built-inや、Spotify Connectにも対応。スマートフォンからの操作で、対応する音楽配信サービスなどが利用できる。

 スマートフォンアプリ「Music Center」(旧SongPal)に対応し、複数のワイヤレススピーカーなどを連携させ、別々の部屋で同時に音楽を楽しめるワイヤレスマルチルーム機能に対応。なお、従来モデルのDN1070とは異なり、Wi-Fiスピーカーをリアスピーカーにするワイヤレスサラウンドには対応しない。

 Bluetoothも搭載し、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴くことが可能。NFCで、対応スマートフォンとワンタッチでペアリングできる。Bluetooth接続時も高音質で伝送できるLDACもサポートしている。MP3やAACなどの圧縮音源をアップコンバートして高域補間などを行ない音質を改善する「DSEE HX」も搭載する。

 HDMIは6入力/2出力。その他の入力端子は、コンポジット×2、、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4。出力端子はコンポジット×1、サブウーファ×2、ヘッドフォン×1を用意する。USB端子も前面に備え、DSDやWAV/FLAC/AIFF/ALACなどを再生可能。

 有線接続時のマルチルーム機能も搭載し、5.1chや3.1chで余っているスピーカー端子を独立して使用し、メインルームとは別で1部屋(Zone2)まで分けて使える。AM/FMラジオに対応し、ワイドFMにも対応する。消費電力は190W(待機時0.4W)、外形寸法と重量は430×331×156mm(幅×奥行き×高さ)、9.7kg。同梱するリモコンは「RMT-AA320U」。

【訂正】記事初出時、フロントハイスピーカーを使って高さ方向の音場を表現できる「HD-D.C.S. フロントハイ」に対応。としていましたが実際は非対応でした。また、ゾーン接続は、「メインとは別に2部屋」ではなく、正しくは「1部屋(Zone2)まで」でした。ラジオはAMには非対応で、FMのみ(ワイドFM対応)となります。(5月16日)

AV Watch,中林暁

最終更新:5/16(火) 21:22

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