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川内が“こけちゃった”からこそ得た重要な気づきとは

スポーツ報知 5/9(火) 16:31配信

 17年ロンドン世界陸上男子マラソン代表の川内優輝(30)=埼玉県庁=が9日、プラハマラソンを終えて成田空港に帰国した。

 同大会では自己ベスト(2時間8分14秒)更新に自信を見せていたが、2時間10分13秒の6位。凡走ではなく、32キロ過ぎに石畳に足をとられて転倒したのが原因だった。実はプラハ市街は滑りやすい石畳中心で、路面電車の線路にも注意して走らなければいけない難コース。「注意が若干おろそかになってしまった。もう少し余裕を持てないといけないですね」と苦笑いした。

 そして、転んでもタダでは起きないのが川内だ。最強公務員ランナーは、転倒から確かな気づきを得ていた。ロンドン世陸のコースにも、プラハ同様に石畳の部分がある。「今回のコースはロンドンよりも難しいが、石畳のレースで転ぶということは、脚力が足りないということ。足に(疲労が)きたわけなので、これは走り込めば克服できると思った。コースを体験できて良かった」と逆に自信さえ深めていた。

 呼吸がきつくてついていけないレースを展開したのなら、心肺機能の底上げが必要。今から世陸までの残り3か月で上げるのは難しい。ただ、脚作りならば3か月で十分対応できる。だからこそ「(昨季から取り入れた)100キロ走や(山道を走る)トレイルランで合わせていきたい。練習の方向性は間違っていない」とうなずいたのだ。

 次戦は14日の仙台国際ハーフに出場。6、7月には海外でフルマラソンを走り、実戦を踏んで仕上げる川内流調整は続く。最後の代表戦と位置づけるロンドンへ、公務員ランナーはどこまでも順風満帆だ。

最終更新:5/9(火) 16:42

スポーツ報知