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三菱自、今期営業利益予想13倍超 日産との提携効果でコスト削減

ロイター 5/9(火) 21:13配信

[東京 9日 ロイター] - 三菱自動車<7211.T>は9日、2018年3月期の連結営業利益が前期比で約13.7倍の700億円になる見通しと発表した。日産自動車<7201.T>との提携効果が寄与し、コスト削減が進む見込み。

会社予想はトムソン・ロイターが集計したアナリスト11人の予測平均値890億円を下回る。

前期に計上したリコール(回収・無償修理)費用が減少することで390億円、コスト低減などで370億円、それぞれ営業利益を押し上げる。昨年秋に資本提携した日産とのシナジー効果は約250億円を想定しており、コスト低減に大半が含まれる。

今期の売上高は同4.9%増の2兆円、純損益は680億円の黒字(前期は1985億円の赤字)をそれぞれ見込む。燃費不正問題に伴う補償費用がなくなり、純損益が改善する。

今期の世界販売は同11%増の102万9000台を計画。主力のアジア市場では23%超伸びて38万9000台、燃費不正問題で落ち込んだ国内は9万台(前期は8万台)を予想する。

今期の想定為替レートは1ドル=105円と前期実績に比べ4円円高に設定した。

<20年3月期に世界販売125万台へ>

三菱自は同時に、策定中の新たな中期経営計画に盛り込む目標の一部を明らかにした。中計の最終年である20年3月期に、09年3月期以降100万台前後で推移している世界販売台数を125万台まで増やすほか、燃費不正問題が発覚する前の水準だった営業利益率6%以上(今期予想は3.5%)の回復を目指す。

益子修社長は、日本での販売はできるだけ早期に「10万台を達成したい」と述べ、中国と東南アジアで販売拡大を狙うとした。特に強化していく東南アジアについては、生産拠点としてタイだけでなく、インドネシアとフィリピンが加わり、「次の手が必要になる。次はベトナムで何ができるかを考えていきたい」と述べた。

中国市場にも力を入れ、販売台数を前期の約8万台から20年代初めには30万台以上に大幅に伸ばす目標を掲げた。ディーラー網を強化するとともに、現地生産している「アウトランダー」のさらなる拡販を図る。

(白木真紀)

最終更新:5/9(火) 21:13

ロイター