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日大東北、敗者復活から雪辱Vだ…春季福島大会12日開幕

スポーツ報知 5/10(水) 7:32配信

 東北6県のトップを切って、春季高校野球福島県大会が12日に開幕する。昨秋、県準優勝の日大東北は県中支部の初戦で敗れたが、敗者復活戦を勝ち抜いての出場。主力選手の離脱など逆境をはね返し、チームが結束。8日には抽選会が行われ、組み合わせが決まった。初戦となる14日の田村戦から一戦必勝で戦い抜く。

 昨秋とは違う道をたどった県大会出場も、日大東北・中村猛安監督(37)は手応えを得ている。「負けられないと思いながら戦って、いい経験ができた」。昨秋は県準V、東北大会8強。だが今春はいきなりつまずいた。

 昨秋背番号1の楡井(にれい)龍之介投手(3年)、主軸の鈴木大資内野手(2年)ら、投打の軸がけがなどで欠場。支部初戦の2回戦(4月22日)で、田村に2―3と競り負けた。この敗北が、チームの結束を深めるきっかけとなった。

 田村戦翌日、3年生全員でミーティングを行った。県、東北と各大会に勝ち進めば、メンバー変更の機会があり、おのずと競争が活性化し、チーム力は向上する。だからこそ、支部予選で終わるわけにはいかない。ベンチ外の選手は「必死でサポートするからメンバーに入るチャンスをくれ」と涙ながらに訴えた。

 熱い思いにベンチ入りメンバーも応えた。県大会出場がかかった1日の代表決定戦・郡山商戦で好投したのは、昨秋ベンチ外の右腕、生天目(なまため)翼投手(3年)だ。冬場に横手投げに転向し、7回を4安打無失点に抑えた。試合も10―0で8回コールド勝ちし、「自分のためじゃなく、チームのためと思って投げた」と胸を張った。

 組み合わせの抽選の結果、1回戦は支部で敗れた田村と、勝てば2回戦は昨秋県決勝で敗れた聖光学院と当たることになった。雪辱戦が続くが、指揮官は「大会で選手は大きくなる。一戦一戦です」。悔しさを胸に成長したチームに楡井や鈴木が戻れば、さらに強さを増す。日大東北の反撃はこれからだ。(有吉 広紀)

 ◇福島展望 昨秋県優勝、東北4強の聖光学院が優勝候補筆頭だが、厳しい組み合わせとなった。準々決勝までに、昨秋準優勝の日大東北、同3位で最速147キロ右腕の尾形崇斗(3年)擁する学法石川と当たる可能性が高く、気を抜けない戦いが続く。福島大会準優勝の昨夏から主戦の石井諒投手(3年)がいる光南、強打者の園部佳太内野手(3年)が打線を引っ張るいわき光洋も力はある。昨秋8強の小高工が小高商との統合により誕生した、小高産業技術にも注目だ。

最終更新:5/10(水) 11:57

スポーツ報知

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