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フジ亀山社長退任、BSフジの社長へ…視聴率も業績も立て直せず

スポーツ報知 5/10(水) 6:04配信

 フジテレビの亀山千広社長(60)が退任し、後任に宮内正喜BSフジ社長(73)が就任することが9日、分かった。11日の役員会で内定し、6月の株主総会を経て正式決定する。「踊る大捜査線」などのドラマや映画をヒットさせた亀山氏は、視聴率低迷に苦しむ同社の立て直しを期待されたが、成果を残せないままの退任となった。

 亀山社長は2013年6月に社長に就任。14年に過去最大級の人事異動を断行したほか、看板番組だった「笑っていいとも!」を終了させるなど番組編成でも思い切った改革を進めたが、視聴率のちょう落傾向に歯止めがかからなかった。広告収入など本業の利益を示す営業利益は、就任時から約4分の1に大幅減していた。

 3月31日の定例社長会見では「(辞任は)まったく考えておりません。まだまだ復活へやっている最中ですので」と意欲を見せていたが、目立った成果が出ないまま任期4年で退任することになった。今後は宮内氏と入れ替わりでBSフジの社長に就任予定で、異例の人事となる。

 フジは04~10年の7年連続で年間視聴率トップを維持していたが、11年に日本テレビに首位を奪われてからは低迷していた。「ロングバケーション」「踊る大捜査線」を大ヒットさせ、ドラマには思い入れがある亀山氏は「フジテレビドラマの細胞を作ってきたのが月9」と語るように、30周年作品として送り出した「貴族探偵」は豪華キャストをそろえて話題を集めた。しかし、視聴率は2回目で1ケタ台(8・3%、関東地区・ビデオリサーチ調べ)に落ち込み、進退が取りざたされた。

 宮内氏は山口県出身で67年に同局へ入社。主に編成畑で実力を発揮し、編成制作局長や常務、専務を経て07年に岡山放送社長に就任。15年からBSフジ社長。昨年6月、フジテレビ・メディア・ホールディングスとフジテレビの取締役に就任した。

 フジテレビ幹部の1人は「今は社内が『駄目だ駄目だ』と暗くなってしまっている。うちはソフト産業だから、ムードが変われば、ぱっと良くなる可能性がある」と期待を寄せた。

 ◆亀山千広氏の社長就任からこれまでのフジテレビの主な動き

 ▼2013年10月 人気バラエティー「ほこ×たて」の捏造(ねつぞう)演出が発覚

 ▼14年3月 「笑っていいとも!」が終了。「夕方の顔」だった安藤優子キャスターを昼のワイド番組「直撃LIVE グッディ!」に起用

 ▼6月 “月9”が初の平均視聴率1ケタを記録。社員の3分の2以上にあたる1040人を異動

 ▼15年12月 10年ぶりに大みそかに格闘技イベントを生中継したが、視聴率7・3%(民放4位)と振るわず

 ▼16年3月 「ユアタイム」に出演予定だったショーン・マクアードル川上氏の学歴詐称が番組開始前に発覚し“降板”

 ▼4月 社長自ら慰留も人気アナの加藤綾子アナが退社

 ▼12月 「SMAP×SMAP」が終了

最終更新:5/10(水) 6:05

スポーツ報知