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レギュラーキャスト総出演「やすらぎ体操第一」誕生の舞台裏 “紅白”を狙う?

5/9(火) 6:00配信

オリコン

 テレビ朝日系で4月に始まった昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(月~金 後0:30~0:50)。どことなく役者自身を投影したキャラクター設定やエピソードイジり、今のテレビ業界への批判など、エッジの効いたドラマを展開している中から、「やすらぎ体操第一」が誕生。3日放送の第23話で施設内の朝の風景として部分的に映り、5日の第25話で指導ビデオ風に別撮りされた「やすらぎ体操第一」のフルバージョンが初オンエアされ、直後からネットを中心に話題を呼んでいる。同ドラマの中込卓也プロデューサーが、完成までの紆余曲折、制作秘話を明かした。

【動画】主人公を演じる石坂浩二も元気に体操

 「北の国から」シリーズなどの作品で知られる脚本家・倉本聰氏が「シニア世代も楽しめるドラマを」と書き下ろした渾身のドラマ『やすらぎの郷』。長年テレビや映画の世界に貢献してきた者だけが入れる無償の老人ホーム「やすらぎの郷」を舞台に、往年のスター、スタッフたちの老後をユーモラスに描いていく。

 劇中に突如現れた「やすらぎ体操第一」は、毎朝定例の施設内放送『やすらぎアワー』で流れてきて、入居者もスタッフも健康促進を目的に庭やプレイルーム、自室にて任意に行っているオリジナルの体操という設定。

 体操の作詞・作曲・振付は、「やすらぎの郷」入居者の中井竜介役で出演している中村龍史が担当した。「そもそも、『やすらぎ体操』は、倉本先生の脚本に登場しています。しかし、脚本上はタイトルだけで、体操の実態はもちろんありませんでした。出演者の中村龍史さんは、マッスルミュージカルの演出も手がけた方で、作詞作曲もなさる方でしたので、体操の制作を相談したところ快く引き受けてくださいました」。

 第25話で流れた映像には、主演の石坂浩二をはじめ浅丘ルリコ、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、藤竜也、ミッキー・カーチス、山本圭らレギュラーキャストが総出演。体操のインストラクターは、コンシェルジュの三枝奈々に扮する東松史子と、秘書の風間ぬい子役の広山詞葉が務めている。体操の最後は、永遠のマドンナこと八千草薫が、ジャマイカの陸上競技短距離選手ウサイン・ボルトの勝利のポーズを模した「ジャマイカのポーズ」を可憐に決めて締めくくるという内容。

 「当初は、ドラマ本編内での断片的な登場だけを考えていましたが、せっかくメロディーも歌詞もフルコーラス作ったし、振り付けも面白かったので、キャストが登場するバージョンを作ってみようかと思いついたのですが…。丁度それが昨年の秋で、こちらの準備段階で世の中では『恋ダンス』が大ブームになっていった時期なんです。そこで、『やすらぎ体操』のキャストバージョンを出したら、二番煎じを狙ったみたいになるので、いったんは制作をやめようと思いました。ですが、せっかく作った体操だし…と悩んだ末、キャストの方々に相談してみようと思い、最初に八千草さんのマネージャーさんに相談したんです。そうしたら、『こういうのは、八千草がちゃんとやらないと、面白くならないと思います!』という回答をいただき、『八千草さんがやるなら!』と、皆さんが続き…という流れで…」。

 「恋ダンス」ブームのあおりでお蔵入りの可能性もあったとは。

 「あくまでもやすらぎの郷の施設内で、本当に行われている体操であること、要はリアリティーを大切にしようと、インストラクターにコンシェルジュの奈々と秘書のぬい子を決定。実際は中村龍史さんが作っていますが、劇中の役名の中井竜介、ピアノ演奏は及川しのぶ(有馬稲子)と表記しました」。

 NHKの「みんなの体操」に倣っているのは明らかだが、「体操としての効能の程は何とも言えませんが…。年配の方々が適度に体を動かすわけですから、悪いことはないと思います。世に出す以上は、今年の紅白でも狙いましょうか?」。レギュラーキャスト総出演で実現したら、もはや無双レベルだ。

 「やすらぎ体操第一」の動画は、番組公式ホームページで、きょう9日の放送終了後(後0:50)より観ることができる。

■『やすらぎの郷』公式ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginosato/

最終更新:5/9(火) 14:14
オリコン