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瀬戸内海に豪華クルーズ船就航。「点と線」が描く豊かな旅とは?

5/9(火) 20:20配信

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美しい島々が織りなす景観が楽しめる風光明媚な瀬戸内海。近年ではベネッセグループによりすばらしいアートスポットとなった直島を中心に、島々を巡る旅が人気です。そして、これらの島々を結ぶ移動手段について、ラグジュアリーな選択肢が一気に広がりそうな雰囲気です。

今秋、瀬戸内海に豪華クルーズ船が就航

「せとうちに浮かぶ、小さな宿」をコンセプトとした瀬戸内海豪華クルーズ船「guntû(ガンツウ)」が今秋デビューします。

仕掛けているのは常石(つねいし)グループ。同グループは広島県福山市に本拠を置き、豪華クルーズ船や水陸両用飛行機を瀬戸内海に本格展開しようとしている「せとうちホールディングス」を始め、「ベラビスタ」などの超高級リゾートホテルも傘下に収めています。

せとうちホールディングスという会社は聞き慣れない方が多いと思いますが、アメリカの飛行機メーカーをグループの傘下に収めているというすごい会社です。つまり、飛行機を販売しているだけではなく、製造しているのです。

この飛行機メーカーは、過酷な環境の中でも短距離での離着陸を可能とする水陸両用機の製造で知られています。この水陸両用機を瀬戸内海のラグジュアリートラベル向けに投入しようというのです。

そして今回の豪華クルーズ船の投入。超高級リゾートホテルという「点」と水陸両用機と豪華クルーズ船という「線」の構築で、常石グループが瀬戸内海で本物のラグジュアリーを提供したいと言う熱意が十分に伝わってきます。

JRが先鞭をつけた豪華な移動の楽しみ

この数年でJR各社は富裕層顧客のトラベルニーズに対応した超豪華列車の導入を進めています。JR東日本では、世界的な工業デザイナーである奥山清行氏デザインの「トランスイート四季島」を2017年5月1日より運行開始しました。

これに先駆けてクルーズビジネスをスタートしたJR九州の「ななつ星」が大きな話題を集めているのはご存知の通りです。また、JR西日本も2017年6月より「トワイライトエクスプレス瑞風」を投入します。このように鉄道での豪華クルーズは選択肢が充実してきました。

日本各地で本格的な滞在型高級リゾートホテルの建設が進んでおり、滞在先の選択肢が充実しつつあるのは誰もが認めるところです。あとは、豊かな導線の選択肢が広がれば、日本国内の旅はもっと素敵になるのでしょう。

日本でラグジュアリーな「移動型」リゾートの元祖として知られる飛鳥クルーズに加え、ここ最近のブームとなってるJR各社での超豪華列車の導入、さらにはせとうちホールディングスの内海クルーズ船や水陸両用飛行機の投入による近接地域間移動手段の拡充などを見ると、今後は国内のラグジュアリー導線がどう展開していくか注目を集めそうです。

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最終更新:5/9(火) 20:20
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