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子ども守ろうと刺される 亡くなった大脇さん

岐阜新聞Web 5/9(火) 8:28配信

 7日午後6時半ごろ、岐阜県瑞浪市陶町大川の会社員大脇正人さん(32)が、自宅前の路上で男に腹などを包丁のような刃物で刺され、搬送先の市内の病院で間もなく死亡した。男は大脇さんと一緒にいた男性会社員(42)=同市陶町=ら2人に取り押さえられ、通報で駆け付けた多治見署員が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。署は、容疑を殺人に切り替えて送検する方針。詳しい経緯、動機などを調べている。
 逮捕されたのは、近くに住む無職の男(26)で、「刺したのは事実だが、殺意はない」と容疑を否認しているという。取り調べでは意味不明な言動をしているといい、刑事責任能力の有無についても調べる。
 署や地域住民らによると、大脇さんは自宅の庭で家族や知人ら十数人でバーベキューをしていたところ、男が「うるさい」などと言って刃物を持って現れたという。参加者の1人によると、男は刃物を振り回していたといい、「みんなパニックになった」と当時の様子を振り返る。
 大脇さんらは「子どもがいるから、庭の外に出て話し合おう」などと男に提案。路上に出たが、もみ合いになって大脇さんが刺されたらしい。
 近くの食料品店で働く40代の女性は「キャーという叫び声が聞こえて、子ども数人がびっくりした様子で駆け込んできた」といい、「地域の子ども会では、大脇さんの隣の家の人は、家の近くで騒ぐと怒りに来るから、気を付けるようにと以前から言われていた」と話した。
 現場はJR瑞浪駅から南東に約7・5キロ離れた閑静な住宅街。
 瑞浪市教育委員会は、事件を目撃した児童を中心にメンタルケアに努めるため、スクールカウンセラー1人を陶小学校(同市陶町水上)に配置した。

岐阜新聞社

最終更新:5/9(火) 17:52

岐阜新聞Web