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ダイハツ ミライースがフルモデルチェンジ!新型の燃費は35.2km/Lと、先代と同等ながら実用燃費を向上!|最新情報

オートックワン 5/9(火) 11:10配信

ダイハツ ミライースがフルモデルチェンジで大幅な軽量化を実施。JC08モード燃費は35.2km/Lで実用燃費を向上

軽自動車はエンジンの排気量が660cc以下、全長も3400mm以内に収めるなど、きわめて小さな規格が適用されている。その代わり税金が安く、軽乗用車の軽自動車税は年額1万800円だ。1.2~1.5リッターの小型乗用車では年額3万4500円だから大幅に安い。

ダイハツ 新型ミラ イース(画像106枚)

そしてボディが小さければ車両重量も軽く、燃費を向上させやすい。特に最近はエコカー減税の実施もあって燃費競争が激しく、各軽自動車とも燃費数値を向上させた。以前の10・15モード燃費を今のJC08モードに換算すると、売れ筋車種の燃費数値は10年前の150~170%に達する。単純にいえば、今の軽自動車のガソリン代は10年前の60~70%で済む。

このように燃費の優れた軽自動車の中でも、特に低燃費で注目されるのがダイハツ ミライースだ。2017年5月9日にフルモデルチェンジを受けたので、その概要を見ていきたい。

新型ミライースで一番気になるJC08モード燃費は、2WD(前輪駆動)のBとLグレードが安全装備を装着させたSAIIIを含めて35.2km/L。中級のX・SAIIIと上級のG・SAIIIグレードは34.2km/Lだ。先代ミライースのJC08モード燃費は、最上級のG・SAグレードを含めて2WDの全車が35.2km/Lだったから、新型ミライースの燃費は先代型と同じか、上級グレードについては1km/L悪化した。

これは不思議なことだろう。ミライースは低燃費がウリの軽自動車だ。しかもライバル車のスズキ アルトは、JC08モード燃費が売れ筋グレードのL/S/Xでは37km/Lに達する。新型ミライースが燃費数値で対抗しないのは不自然だ。

新型ミライースのJC08モード燃費が先代型と同等か、少し下がった理由は、走行性能と実用燃費を向上させたからだ。いい換えれば先代ミライースは、JC08モード燃費の数値を高めることに力を注ぎ、動力性能と実用燃費を犠牲にしている面があった。新型ミライースはこの点を改め、先代型と同等のJC08モード燃費を達成した上で、動力性能と実用燃費を引き上げている。

先代ミライースに限らず近年の低燃費車では、JC08モード燃費と実用燃費の格差が大きいことがユーザーから指摘されている。カタログ燃費を向上させたことで実用燃費が悪化したのでは、クルマの性能として本末転倒だろう。

新型ミライースはそこを改めて、JC08モード燃費に偏らないクルマ造りを行った。ちなみにマツダ CX-5も同様の理由で、現行型のカタログ燃費は先代型よりも少し悪化している。

先代型と同等のJC08モード燃費を維持しながら、動力性能や実用燃費を向上するために新型ミライースが行ったことは、軽量化とエンジンなどの効率向上だ。

まず軽量化は、先代型に比べると車両重量を約80kg軽くしている。先代ミライース Lは車両重量が730kg、新型は650kgだから、比率に換算すれば11%軽くなった。

軽量化の手段としては、ダイハツ ムーヴなどと同様の「Dモノコック構造」のボディを採用した点が大きい。足まわりも軽量化され、内外装も樹脂パーツなどの工夫によって軽くしている。さらにCVT(無段変速AT)も肉厚を薄くするなど、多岐にわたる軽量化を行った。

エンジン関連の効率向上では、オルターネーター(電装品に電力を供給する発電機)の駆動に使われるベルトの抵抗を抑えるなどの改良を加えた。

ボディを一新させるフルモデルチェンジとあって、空力特性も改善され、ボディ形状の見直しと併せて空力フィンやフロントアンダースポイラーなどを取り付けた。これらの効果で空気抵抗を約3%低減している。空気抵抗係数のCd値は0.3を下まわるから、軽自動車では優れた部類に入る。

なおプラットフォームは基本的に先代型と共通だが、現在開発を進めている「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の原点とすべく、その一部を先行採用している。

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最終更新:5/9(火) 11:10

オートックワン