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エイベックスが未払い残業代を支払いも…「残業」意識が希薄な音楽業界

ホウドウキョク 5/9(火) 10:28配信

ニュースの基本情報をおさらい

音楽大手のエイベックス・グループ・ホールディングスで、従業員のおよそ半数に対し、総額数億円規模の未払い残業代があることが5月2日に分かった。
昨年2月に労働基準監督署から是正勧告を受け、全従業員1500人を対象に勤務状況を調べたところ、およそ半数で残業代の未払いがあったという。未払いはアーティストなどのマネージメントや音楽制作の部門で多く見つかり、総額で数億円規模。エイベックスは今年1月までの未払い分を今月中に支払い、2月以降についても随時支払うことにしている。

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エイベックスのこの決断をどう評価すればいいのか? 古市憲寿が専門家2人に聞いた。

音楽業界は残業という意識が希薄

音楽業界は残業という意識をする人は少ないんじゃないですかね。朝の9時から夕方5時までにレコーディングすることってないですし、コンサートは夜にやるものだし、そもそも時間の感覚も違うと思います。一番大きいのは音楽業界で働いている人って、働いている理由が「音楽が好きだから」なんですよね。お金のことが一番の人っていうのはすごく少ないと思いますし、そういう意味ではすごくブラックな業界で、嫌なら辞めればいいっていうのが音楽業界なんで。

経営者からアルバイトまでそういう風に思っているのが音楽業界の普通の感覚だと思います。音楽っていうのはヒット曲が出る、スターが出るということがあるので、大成功したら経済的にも報われるっていうことをなんとなくみんなが能天気に信じているところがあるんですよね。好きだから貧乏でいいというだけではなくて、成功すると経済的なことも含めてサクセスできるということを信じているところがあって、こんな風になっちゃっているというのは言えるかと思います。

未払い残業代の支払いは当然

エイベックスは株式上場をしてしまった以上、ビジネス社会の慣習だけでなくメリットも享受しているわけで、社会常識を守らなければいけない会社になっているわけですよね。そういう意味では残業代の未払い分を払うのは至極当然のことだと思います。

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最終更新:5/9(火) 10:28

ホウドウキョク