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さえずりに耳澄ます 塩嶺小鳥バス運行開始

長野日報 5/9(火) 8:10配信

 岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥観察を楽しむ「塩嶺小鳥バス」(同市主催)が7日から、今シーズンの運行を開始した。初日は、諏訪地方を中心に東京や千葉など県内外から68人が参加。木々の合間から降り注ぐ野鳥のさえずりに耳を澄ませ、芽吹きを迎えた一帯の草花にも親しんだ。

 今年で64回目となる恒例の探鳥会。バスは諏訪市、下諏訪町、岡谷市内の停留所11カ所で参加者を乗せ、午前6時に塩嶺閣へ到着。小鳥の森コーディネーターの林正敏さんの案内で森を巡った。

 キビタキ、ヒガラ、サンショウクイ、オオルリなどの声を聞くことができ、林さんが、鳴き声や生態の特徴などを分かりやすく解説した。塩嶺の小鳥のさえずりは環境省の「残したい日本の音風景100選」に選ばれており、林さんは「岡谷の大切な財産。後世に残さなくては」。青色の羽が美しいオオルリは望遠鏡や双眼鏡でも観察でき、参加者は「わあ、きれい」「かわいいね」と盛んに目を凝らしていた。

 「小鳥バスに乗らないと1年が始まらない」と、20代から毎年参加しているという同市長地柴宮の石原靖偉(いしはら・やすひで)さん(82)は、「今年も野鳥の声が聞けて良かった。早朝の森で、体の隅々まで爽やかになった」と感想を話していた。

 バスは6月25日までの毎週日曜に運行する。問い合わせは岡谷市商業観光課(電話0266・23・4811)へ。

最終更新:5/9(火) 8:10

長野日報