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元院長の懲免処分取り消し、和解金4000万円支払いへ 北海道・士幌町国保病院訴訟

十勝毎日新聞 電子版 5/9(火) 12:50配信

 女性職員に対して不適切な行為をしたことなどを理由に懲戒免職処分にされたのは事実誤認で、妥当性に欠くとして、士幌町の町国民健康保険病院の元男性院長(64)=札幌市清田区=が町に処分の取り消しを求めた訴訟で、町は9日、元院長の処分を取り消し、解決金4000万円を支払う方針を決めた。25日に釧路地裁で和解が成立する見込み。

 9日午前の町議会臨時会で、和解に関する議案が可決された。懲戒免職処分が取り消されても、元院長は自主退職する見込み。

 町側は、元院長が2014年3月、送別会の席で同病院に勤務していた女性職員とチークダンスを踊ったり、頬にキスをしたりし、性的に不快な思いをさせたほか、13年8月には病院の経営に関する町議会産業厚生常任委員会の調査方法に異を唱え、議会の議事運営を誹謗(ひぼう)中傷するなどしたとして、14年6月に、地方公務員法違反で懲戒免職処分とした。

 一方、元院長側は訴訟で、チークダンスは強制ではなく、キスは送別する気持ちで行ったとし、議事運営に関しては要望を述べたもので、誹謗中傷ではないと主張していた。

 和解を決めた理由について、小林康雄町長は「今後の裁判の見通しと、費用を考えてやむを得ないと判断した。多額の和解金を支払うことに責任を感じている。自らの処分を含めて議会と協議していきたい」と説明している。(高津祐也)

十勝毎日新聞

最終更新:5/9(火) 12:50

十勝毎日新聞 電子版