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ニコンのお得な一眼レフ中級機はユーザーに受け入れられるか

5/9(火) 8:48配信

ニュースイッチ

「D7500」に上位機種の機能を搭載

 ニコンはISO感度の感度域を100―5万1200に大幅に拡大した一眼レフ中級機「D7500」を6月に発売する。暗い場所でも、よりきれいに撮影できる。上位機種「D500」と同じ画像処理エンジンとイメージセンサーを搭載しており、感度域や高速連続撮影の性能を高めた。想定価格は約16万円(消費税込み)。レンズ付きキットは約20万円(同)。

 当初の月産台数は約2万台。撮影領域を広げることで、写真愛好家などに訴求する。

 D500と同じ高性能画像処理エンジン「EXPEED5」を搭載した。イメージセンサーの有効画素数は、2088万画素。画像処理の高速化とバッファーメモリー容量の増加により、最高で毎秒8コマ撮影でき、連続50コマを大容量のRAWデータで撮影できる。また、D7000シリーズで初めて、高解像度「4K」での動画撮影に対応した。

<解説>
 ニコンはマーケティングが弱いというのは以前から言われていること。「ニコンブランド」に頼っている部分が大きい。カメラ事業がこれから大きく成長しないことは事実。しかし新規事業育成までにまだ時間がかかる点や事業構造を考えると、オリンパスや富士フイルムのような技術力維持を主眼とした事業のあり方や、ライカのように超高級機だけに絞るやり方では規模が足りない。

 市場はそろそろ下げ止まるとの声もあるが、ソニーなど競合が存在感を出していることもあり、このままでは規模縮小が避けれない。投下資本効率だけでなく、ブランドを生かしつつもミドル層を取り込む魅力的な製品を出す仕組みが必要だ。