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タクシー勤務間休息「11時間」明文化 北海道内4社が労使合意

北海道新聞 5/9(火) 11:35配信

国の基準より3時間長い11時間

 北海道内のタクシー会社4社が、運転手の終業から次の始業まで従来より長い休息時間を設ける「勤務間インターバル」の導入で労使間で妥結した。朝から夕方などで乗務する「日勤」の運転手が対象で、休息を8時間以上としている国の基準より3時間長い11時間で文書で明文化したのが特徴。労働環境を改善させ、運転手の確保も図る狙いがある。

 全国自動車交通労働組合連合会(全自交)北海道地方連合会などによると、朝日交通(札幌)、北都交通(同)、ダイコク交通(石狩)の3社が、それぞれの労働組合と4月に協定を結んだ。日北交通(札幌)も同月に組合と合意し、近く協定を締結する見通し。全自交によると、インターバル規制を労使間で結んだ例は「全国で初めて」という。

平均年齢が全国平均61・5歳 日勤の希望増える

 タクシーやトラックなどの業界は深夜勤務が多く拘束時間も長いため、通常の残業規制から外されている。国の「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」が適用され、日勤は始業から終業まで1日最大16時間で、8時間以上の休息が求められている。

 全国では1回の勤務で2日分まとめて乗務できる「隔日勤務」が主流。札幌圏では、運転手の平均年齢が全国平均より高い61・5歳で、高齢などを理由に日勤の希望者が増えている。

北海道新聞

最終更新:5/9(火) 11:35

北海道新聞