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材料の大半は100円ショップで調達 農業用ドローンを自作 北海道士幌町の農家

十勝毎日新聞 電子版 5/9(火) 14:43配信

 士幌町の農業加藤克美さん(65)は農作業に役立てようと、ドローンを自作した。ホームセンターや100円ショップなどの商品を活用し、5リットルのタンクを積んで農薬の散布もできるようにした。加藤さんは「ドローンで畑を空撮したりして、何かの役に立てたい」と話している。

 加藤さんは36ヘクタールの農場でスイートコーンやイモ、ビート、小麦などを生産。10年以上前に小型のラジコンヘリを購入し、農業に使おうと考えていた。ただ、ヘリでは機体が安定せず、実用化にはいたらなかった。

 かつてはパソコンショップの代理店なども経営し、機械いじりが好きだった加藤さんは、昨年12月からドローンの自作を始めた。モーター、フレーム、フライトコントローラーなど以外の材料はホームセンターや100円ショップで購入したものを使用。ドローンの上部のふたには子ども用のプラスチック製のイスを切って取り付けた。

 出来上がったドローンは最大飛行重量11キロで、4Kカメラを設置。撮影した動画や画像にフィルターをかけると、例えば畑がどれだけ乾燥しているか(湿っているか)が分かるといい「画像を使って何ができるか今後考えていきたい」と話している。

 ドローンの操縦や空撮については4月に国土交通省から認可を得た。加藤さんは「今年1年飛ばしてみて、農作物の病気が分かれば防除の方法などを模索していきたい」と意気込んでいる。(川野遼介)

十勝毎日新聞

最終更新:5/9(火) 14:43

十勝毎日新聞 電子版