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薄板需給、ひっ迫続く。3月末の3品在庫、8万トン減の380万トン

5/9(火) 6:01配信

鉄鋼新聞

 3月末の薄板3品の国内在庫(メーカー・問屋・コイルセンター、速報ベース)は前月末比8万トン減の380万1千トンと、380万トン割れに迫った。5カ月連続で390万トン割れとなり、適正水準圏内が定着している。4~6月は例年、季節段差で需要は1~3月よりも減少するが、自動車向け需要などは前年同期を上回る。メーカーの薄板ミルは4~6月に定期修理も多く予定されており、供給のタイト感は続く。需給ひっ迫を映し、薄板3品在庫が過去パターン(過去10年間平均で3月末は2万トン減)を上回る減少幅となっている。

 3月末の薄板3品全体の在庫率は2・00カ月(2月は2・27カ月)と低下した。在庫率は便宜的に国内向け薄板生産量を分母としているため、2月は暦の日数が少ないことで例年、在庫率が見掛け上上昇する。
 品種別在庫率は熱延2・49カ月(2月は2・61カ月)、冷延1・85カ月(同2・26カ月)、表面処理1・60カ月(同1・89カ月)。
 3月末の在庫内訳はメーカー在庫が前月末比10万7千トン減の172万6千トン、問屋在庫が1万7千トン増の74万7千トン、コイルセンター在庫が1万トン増の132万8千トン。品種別では、熱延が5万5千トン減の186万5千トン、冷延が4千トン増の73万1千トン、表面処理が2万9千トン減の120万5千トンだった。
 当面、薄板3品在庫は適正水準を維持しそうだ。過去10年間平均では、4月末は2万トン減、5月末はゴールデンウイークの季節要因から6万~7万トン増となっている。

最終更新:5/9(火) 6:01
鉄鋼新聞