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代表者が29年2月に出資法違反で逮捕、(株)日本校文館(旧:ニュートン)が破産

東京商工リサーチ 5/9(火) 20:20配信

 (株)日本校文館(TSR企業コード:293847851、法人番号:9011001061113、杉並区永福4-23-12、設立昭和52年8月10日、資本金1000万円、高森圭介社長)は5月9日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。申請代理人は縣俊介弁護士(みなと協和法律事務所、港区虎ノ門2-1-1、電話03-5545-8075)ほか。破産管財人は長島良成弁護士(長島良成法律事務所、千代田区五番町5、電話03-5276-1321)が選任された。
 負債総額は債権者約870名に対して約52億1900万円。

 (株)日本校文館の商号で設立し、当初は学習教材や単行本の企画編集を手掛けていた。平成8年10月に(株)ニュートンへ商号変更し、同時期に高森圭介氏が代表取締役へ就任した。その後、スマートフォンやタブレット端末向けeラーニング(インターネットを活用した学習)の開発販売へ業態をシフト。高森圭介氏が代表を兼任していた(株)ニュートンプレス(TSR企業コード:291863663、法人番号:1011001061129、渋谷区)が発行する科学雑誌「Newton」を利用したeラーニング教材の開発にも着手した。

 しかし、eラーニングに関わる事業は軌道に乗らず資金繰りがひっ迫。29年2月に、高森圭介氏が「Newton」の定期購読者などに対して「タブレットを使った教材の開発に出資すれば確実にもうかる」などともちかけて違法に資金を集めたとして出資法違反容疑で逮捕される事態へ発展した。これを受け同年2月20日に、ニュートンプレスは東京地裁へ民事再生法の適用を申請。当社も資金提供者に対する責任明確化の観点から、今回の措置となった。

 なお、28年12月付で高森圭介氏はニュートンプレスの代表取締役を辞任。ニュートンプレスと当社の間に資本関係はなく、当社は29年3月にニュートンから現商号に変更している。
 ニュートンプレス側では、「日本校文館の破産手続きがニュートンプレスの再建に影響を与えることはない」とコメントしている。

東京商工リサーチ

最終更新:5/9(火) 20:59

東京商工リサーチ