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少子化で滅びゆく日本を救うか 「こども保険」提言した小泉氏ら自民若手の真意

BuzzFeed Japan 5/9(火) 19:36配信

このままでは、日本は少子化で滅ぶ。2060年の人口は現在より3割少ない8674万人。うち4割が65歳以上の超少子高齢化が予想される中、対策として、小泉進次郎氏ら自民若手が提言した「こども保険」に注目が集まる。【BuzzFeed Japan / 古田大輔】

仕組みはこうだ。

年金、医療、介護などの社会保険に、新たに「こども保険」を加える。社会保険料率に、まずは0.1%上乗せして3400億円の財源を確保。幼児教育・保育の負担軽減や待機児童ゼロの対策に利用する。

上乗せ幅を段階的に0.5%まで拡大すれば、幼児教育・保育の実質無償化も実現するという。子育て支援の拡充で少子化に歯止めをかける狙いがある。

注目を集めているのは、社会保険を使って社会全体でこどもを支援するという仕組みだけではない。自民若手からボトムアップで出てきた案だからだ。

BuzzFeed Newsは提言をまとめた「2020年以降の経済財政構想小委員会(以下、小委員会)」に取材した。インタビューには小泉氏の他、中核メンバーの村井英樹氏、小林史明氏の3人が応じた。

小泉氏と村井氏は36歳、小林氏は34歳。平均年齢50半ばの党で若さが際立つ。

きっかけは高齢者への「3万円バラマキ」

小委員会が生まれたきっかけは2015年。高齢者への3万円の臨時給付金だった。選挙前の突然の「バラマキ」に3600億円が計上された。

真っ先に反対の声をあげた小林氏は、こう振り返る。

「待機児童の対策をしようにも『お金がない』と言ってるところに、いきなり高齢者への3万円給付が出てくるってどういうことだ、と。このままだと場当たり的な施策が続くという危機感があった」

小林氏に同調したのが、若手の中でも存在感のある小泉氏。批判の声は党内に広がり、議論の受け皿として生まれたのが小委員会だった。

3月にこども保険の創設を提言すると「負担増だ」と反対の声も出た。小泉氏はこの批判にこう答える。

「社会保険料の個人負担は15%。そこに、子どものために0.1%上乗せしようとすると、負担だと声が出る。高齢者向けだとポンと4000億円の財源がでた2015年とリンクしている。ここが今、日本社会が問われているところだ」

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最終更新:5/9(火) 19:36

BuzzFeed Japan