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マクロン大統領最年少当選も…来月早くもヤマ場の選挙

ホウドウキョク 5/9(火) 12:01配信

新大統領の最大のピンチでありチャンスは6月の下院選挙

投票前の予想上回る大差に

7日に行なわれた決選投票で、中道・無所属のマクロン氏が、極右政党「国民戦線」のルペン氏を破って勝利、フランス史上最年少の大統領が誕生した。

マクロン氏の得票率は66・06%、ルペン氏が33・94%で、マクロン氏がルペン氏を30ポイント以上、上回った。有権者に広がった既存の政党への不満から、右派と左派の2大政党の候補者が決選投票には進めず、結果的にマクロン氏の支持につながった。一方、ルペン氏は、根強く残る極右に対する警戒心に加えてEU離脱を急速に進めようとする姿勢などが、支持されなかった。

マクロン氏が喜べない“圧勝”…ルペン支持が拡大も

決選投票では白票と無効票が合わせて11%余りにのぼり、マクロン氏もルペン氏も支持しないと意志表明した有権者が多かったことが分かる。

投票率自体、第1回投票の77.77%から決選投票では3.1ポイント下がった。この二人の決選投票なら投票所に行かないという有権者が、100万人いた計算だ。

白票・無効票は、第1回投票は2.57%。決選投票は11.49%。なんと4倍になっている。「どちらも支持できない」というフランス国民の思いがここに表れている。

敗北したもののルペン氏は、第1回投票での獲得票数は770万票。決選投票は1060万票に増やした。ルペン氏とマクロン氏のどちらかを選ぶならルペン氏という有権者が300万いたということだ。もちろんマクロン氏は第一回で866万票、決選投票では2000万票と文句なく多いが、あえてルペン氏を選んだ人がプラス300万人いる点を意識したい。

もともとルペン氏の「国民戦線」に期待するというしっかりした基盤があり、今回の大統領選挙でも「国民戦線」に対する支持が全く揺らいでおらず、間違いなく増えている。フランスの大統領は任期5年だが、マクロン氏がフランス国民の期待に応えられない場合、次の選挙では極右政党がさらに伸ばしてくると思われる。

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最終更新:5/9(火) 12:01

ホウドウキョク