ここから本文です

斜行エレベーター、断線で運行制限 「やっぱりきつかね」100段以上の階段上り下り…長崎市

西日本新聞 5/9(火) 11:14配信

 長崎市相生町と上田町を結び、地元住民や観光客が利用する斜行エレベーター「グラバースカイロード」で8日から、運行制限が始まった。ケーブルに一部断線が見つかり1階での乗降ができず、2~5階での運行となる。市は正常運行の再開を7月末と見込む。

 一部断線したのはエレベーターの運行を制御するケーブル。80本ほどの細い線を1本に束ねたもので、人を乗せるかごが1階にある時に最もケーブルに負荷がかかる構造という。1月に一部断線が見つかり、応急処置をして運行を続けてきたが、特注品のケーブル交換が必要と判断した。

 斜行エレベーターは斜面地に住宅が密集する南大浦地区の利便性向上のため2002年度に運行開始。オランダ坂方面とグラバー園方面との間を徒歩で移動する観光客にも多く利用されている。利用者の増加に伴って稼働が増えており、ケーブルに大きな負荷がかかっていたとみられる。

 利用者は工事終了まで1階で乗降できず100段以上ある脇の階段を上り下りしなければならない。買い物帰りという地元の高齢男性は「分かっちゃいるけど、やっぱりきつかね」と、額に汗を光らせて階段を上っていた。

=2017/05/09付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:5/10(水) 12:17

西日本新聞