ここから本文です

韓国大統領選 三つどもえの戦いの行方と今後

ホウドウキョク 5/9(火) 18:30配信

文在寅候補の得票率に注目

韓国大統領選の焦点と今後について、東海大学教授・金慶珠(キム・キョンジュ)さんに話を聞きました。
(大統領選の結果はどうなると思うか?)
ーー文在寅(ムン・ジェイン)候補が当選する確率が非常に高いと思います。
むしろ注目すべきは、大統領が文在寅か否かではなくて、いったいどの位の得票で当選するのかということ。

文在寅氏が所属する「共に民主党」は最大政党ではあるが、国会の過半数の議席は占めていない。
韓国の議席は299議席、その中で今、119議席ですから、今後の政権運営を円滑にしていくためにも、文氏としては、なんとしてでも5割以上の支持を得て当選したいという思いで、支持を訴えています。一方、支持率3位の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は保守系の代表ですが、この追い上げもすごいので、保守系が勢いづいていくとなると大統領選で文氏が勝ったとしても、その後の政権運営は決してのっぴきならない状況になる。

対話を目指す…が難しい

(文氏が大統領になった場合、北朝鮮との対話はどうなる?)
ーー文氏という政治家を見る場合、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領抜きには語れない。
文氏を支えるシンクタンク、顧問などはすべて盧武鉉時代の人々がそのまま引き継いでいる。盧武鉉さんの北朝鮮政策というのは、いわゆる包容政策。太陽政策を引き継ぐ形での対話路線でした。
文氏も当然これを引き継ぎたいと考えるところですが、アメリカのトランプ政権が北朝鮮に大々的に圧力を加えている状況で、はたして文氏が自らの政策路線をどこまで実行できるのかは、今の状況では、思うようには行かないだろうということですね。

(過去の太陽政策、包容政策について、韓国世論は肯定的に見ているのか?これをバネに北朝鮮の核実験が進んだとの見方もあると思うが)
ーー韓国では両方の見方があります。太陽路線で対話を重視したけど、核を開発したじゃないか、という見方。
しかし、その後続いた保守政権の10年で圧力を強めてきたが、それでも北朝鮮は核開発を進めた。
究極的なのはそのバランスで、ここ10年間、圧力を加えてすべての交友を断絶しているので、そろそろ対話の余地も模索するべきではないかという意見を新鮮に感じる若者も増えていて、それなりの支持を得ている状況。ただ、現実的にはそうは行かないだろうと。

1/2ページ

最終更新:5/9(火) 18:30

ホウドウキョク