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ベネッセHD3年ぶり黒字転換 17年3月期決算 資産売却などで

山陽新聞デジタル 5/9(火) 22:00配信

 ベネッセホールディングス(HD、岡山市北区南方)は9日、2017年3月期の連結決算を発表した。14年の顧客情報流出事件の影響で赤字が続いていた最終損益が、3年ぶりに黒字に転換。コスト削減や保有資産の売却などで利益を確保した。

 純利益は35億5700万円(前期は純損失82億1100万円)。繰り延べ税金資産を大幅に取り崩した前期の反動に加え、通信教育事業のコスト削減、有価証券や美術工芸品の売却が利益増に寄与した。

 一方で、売上高は4300億6400万円(前期比3・2%減)で3年連続の減収、経常利益は55億4500万円(同36・5%減)で4年連続の減益。国内で通信教育講座の期中の延べ会員数が前期を下回ったほか、留学支援事業が減少するなど、本業の苦戦が目立った。

 ただ、新年度の入会者を加えた今年4月時点で見ると、会員数は前年同期比2万人増の245万人となり、5年ぶりに前年実績を上回った。18年3月期は売上高4548億円、経常利益106億円、純利益55億円と、増収増益を予想している。

 内定した役員人事は次の通り。(株主総会は6月24日)

 取締役 執行役員学校カンパニー長山崎昌樹▽社外監査役 長島・大野・常松法律事務所パートナー石黒美幸

 退任 監査役和田朝治

最終更新:5/9(火) 22:00

山陽新聞デジタル