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【ブラジル】今年の「母の日」 消費者の7割が贈り物購入予定 支出増はわずか10%

サンパウロ新聞 5/9(火) 2:02配信

 ブラジルの商業、サービス業にとってクリスマスに次いで重要な商機と位置付けられている「母の日」(今年は5月14日)が目の前に迫る中、クレジット保護サービス(SPC Brasil)と全国商店経営者連合(CNDL)は、今年の母の日には商業とサービス業に140億レアル(約4900億円)のお金が落とされるだろうとする調査結果を発表した。伯メディアが4日付で伝えた。

 両機関が全国のすべての州都で実施した調査では、ブラジルの消費者の10人中7人(73%)が、母の日のためにプレゼントを購入する意向を示した。ただし、その人達の多くはプレゼントへの支出額を昨年よりも増やすことに臆病になっており、借金に縛られない予算を維持しようとしている。昨年よりも多くを支出する考えを示したのはプレゼントを購入するとした人達の中のわずか10%だった。38%の人達は昨年と同額、そして27%の人達は昨年よりも少ない額に抑えると回答した。

 両機関はこの調査結果を踏まえて、ブラジルの消費者約1億900万人が今年の母の日に贈り物をし、それによって約140億レアルが商業、サービス業に落とされると推計する。なお、同調査では4人に1人、回答者全体の25%が母の日のプレゼントを購入することはないと回答、2%はまだ決めていないと答えた。

 昨年よりも支出額を減らすと答えた人達にその理由を尋ねたところ「節約の必要性」が46%と最も多くの人達に挙げられた。他に挙げられた理由は「経済的困難」29%、「不安定な経済状況とインフレ率の上昇」23%、「借金」14%などだった。調査では、回答者の10人中3人(28%)が今現在、支払いが遅延している何らかの請求を抱えていると答えた。なお、この割合はCクラス(中間層)の人達の間では32%に上昇する。

 一方、昨年よりも支出額を増やす考えを示した人達が最も多く挙げた理由は「より良い贈り物を購入したい」43%、「プレゼントの価格の上昇」40%というものだった。なお、「収入が増えたから」とした人も20%いた。


 プレゼント購入に充てる金額は、全体の平均は127レアル、Cクラスの平均はそれよりも少ない112レアル。また、プレゼント購入時の決済については、半数を超える65%の人達が一括払いと回答。58%は現金で、6%はデビットカードで支払いをすると答えた。購入するプレゼントの数については、回答者全体の63%(Cクラスでは66%)が1個だけ、23%が2個、そして5%が3個以上と答えた。

 今年の母の日のプレゼントとして人気が高いのは衣類(26%)や香水(20%)で、以下は履物(11%)、化粧品(8%)、花またはチョコレート(7%)が続いた。これらに比べて単価が高額な家電製品とスマートフォンを挙げたのはそれぞれ5%、3%だった。

 購入する場所についてはショッピングモール(25%)と路面店(20%)が多く、インターネット通販を利用するとの回答はわずか3%だけだった。購入場所を決定するための要因として「価格」を挙げたのは61%、「提供される製品の質」を挙げた人は38%、「セールや割り引き」を挙げたのは32%だった。

 プレゼントを贈る相手については、自分の母親(71%)はもちろんのこと、妻(16%)、義母(11%)、自分の娘(6%)、祖母(6%)へ贈るという人達もそれなりにいた。ちなみに、自分の母親以外に贈る相手として女性回答者が最も多く挙げたのは義母(16%)、男性回答者が挙げたのは妻(31%)だった。

 今回の調査では、首都ブラジリアと26州都ですべての社会階層(A~Eクラス)の18歳以上の男女、合計849人から話を聞いた。

サンパウロ新聞

最終更新:5/9(火) 2:02

サンパウロ新聞