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【ブラジル】学校でのいじめ 15歳の17%が被害の経験=OECD調査

5/9(火) 2:03配信

サンパウロ新聞

 経済協力開発機構(OECD)によって行なわれた2015年度国際学生評価プログラム(Pisa)の調査で、ブラジルでは15歳の学生のほぼ10人に1人が学校内で頻繁にいじめの被害に遭っているという結果が示された。これらの学生達は、身体的および精神的な暴力や、悪意のある冗談や噂、意図的にパーティーや集まりに呼ばれず除外されるなどのいじめを経験したという。アジェンシア・ブラジルが4月19日付で伝えた。

 この報告書は学生の満足度を調査した2015年度Pisaの一部で、学生達のアンケート調査への回答に基づいている。OECD加盟35カ国と非加盟37カ国の計72か国、2900万人の学生を代表する15歳の学生54万人を対象に行われた。 

 報告書によれば、ブラジルの回答者の17.5%が「月に何度か」何らかのいじめに苦しんでいると答えたという。

 7.8%は他の生徒から除外されている、9.3%は冗談の対象になっていると答えた。4.1%は脅迫されており、3.2%は押されたり身体的な暴力を受けていると答えている。他の生徒が頻繁に私物をとったり壊したりするとの回答は5.3%、悪意のある噂の対象になっているとの回答は7.9%だった。

 調査では学生達の報告を基に、9%が頻繁にいじめを受けている被害者として分類している。

 調査対象の他国と比較すると、ブラジルは「いじめ露出指数」では下位に位置しており、データが利用可能な53カ国のランキングで43番目となっている。OECD加盟国の平均では、月に1度以上何らかのいじめの犠牲になっていると答えた割合は18.7%で、頻繁にいじめを受けていると分類される割合は8.9%となっている。

 この調査では、父母や教師が学生の満足度に重要な役割を果たしているという結果も示されている。

 学校の活動に興味を示す両親を持つ学生は、その学校で最も成績の高いグループ、学校生活に最も満足しているグループに入る傾向が高くなっている。また、両親や保護者のサポートのある学生は、学校で孤独感を感じる機会や、学校生活に不満を抱く機会も少なくなっているという。

 教師の参加も重要となっている。教室で教師のサポートと協力を受けている学生達は、サポートを受けない学生達よりも、学校に所属していると感じる傾向が高くなっている。一方、教師達が不公平だという事に気付く学生達は、学校で除外されていると感じる傾向が高くなっているという。

サンパウロ新聞