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大佛作品の原点紹介 横浜で生誕120年記念して企画

5/9(火) 22:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 展覧会「大佛次郎のヨコハマ・スピリット」が、大佛次郎記念館(横浜市中区)で開かれている=写真。今年が生誕120年であることを記念した企画の第1弾。今回は大佛が生まれ育ち、「霧笛」や「白い姉」といった作品にも登場する横浜を切り口にしている。

 展示は2部構成。第1部では、信濃屋、ミハマ商会といった老舗・名店や、仕事場だったホテルニューグランドとの関わりが分かる写真や領収書などが並び、当時のモダンな雰囲気やライフスタイルが垣間見える。第2部では、開港期や戦前を舞台にした作品に注目し、作家としての源流を探る。展示数は約80点。

 同館研究室の安川篤子さんは「大佛次郎は、港町の先進的で多様な文化のもとで自由な精神と芯の強さを育んだ。今まで作品を読んだことがない若い人にも、この展示をきっかけに読んでほしい」と話す。

 7月9日まで。午前10時~午後5時30分。月曜休館。一般200円、中学生以下無料。問い合わせは、同館電話045(622)5002。