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米朝“1.5トラック”協議が加速

ハンギョレ新聞 5/9(火) 8:21配信

チェ・ソンヒ局長-アインホーン元特別補佐官の会合 消息筋「全部で5回接触の動き」 米国務省「政府と無関係」くぎを刺す 専門家「対話局面のムードを造成」

 4月、朝鮮半島を襲った緊張が緩和され、ドナルド・トランプ米政権が対北朝鮮圧迫の中でも対話再開のシグナルを送り、北朝鮮当局者たちと米国の専門家たちの「1.5トラック」(半民半官)協議が活発に模索されていると伝えられている。

 チェ・ソンヒ北朝鮮外務省米州局長と米国の元高官らによる8~9日のノルウェー・オスロの会合と関連し、外交消息筋は8日「今回の件を含めて計5カ所で北朝鮮と接触する動きを見せている」と明らかにした。この消息筋は「ニューヨークなど米国内で会合はないという」と付け加えた。これに先立ち、米朝は3月初めにニューヨークで半民半官の性格である「1.5トラック」行事を準備したが、2月の北朝鮮の「北極星-2型」発射と「金正男氏暗殺事件」が相次ぎ、行事は白紙化された。

 今回のノルウェー会同に出席する米国側の専門家は、ロバート・アインホーン元米国務省非拡散・軍縮担当特別補佐官であることが分かった。現在、ブルッキングス研究所首席研究員である同氏はトランプ大統領当選後の昨年11月、スイス・ジュネーブでチェ局長、チャン・イルフン国連駐在次席大使と初めて米朝1.5トラックの接触に臨んだ。

 米国務省は、今回の会合と関連して「米政府と関係なく行われるもの」とくぎを刺した。外交部関係者も、米朝接触と関連して「私たちはトランプ政権が関与するのかを見守っているが、米国務省も明らかにしたように政府の関与はない」とし、「民間レベルの行事」と話した。だが、米国シンクタンク所属のある専門家は「トランプ政権が民間専門家たちの北朝鮮接触について大きな拒否感を示していない」と明らかにした。トランプ政権も北朝鮮側の意中を把握する必要性を感じているためと解釈される。日本のTBS放送は匿名の消息筋を引用し、チェ局長が欧州滞在中、別途にトランプ政権関係者らとの接触を調整していると伝えた。

 現在進められている米朝間の1.5トラック協議がすぐに可視的な成果を表すことは容易ではない様子だ。トランプ政権の「最高の圧迫と関与」政策は、北朝鮮に対する圧迫を強化して「非核化」問題に進展を見るという目標が明らかであるからだ。3日(現地時間)、レックス・ティラーソン米国務長官も「我々は交渉テーブルにつく道については交渉しない」という点を明確にした。

 にもかかわらず、米朝間の1.5トラック協議に関心が集まる最も大きな理由は、トランプ大統領本人が具体的に米朝首脳会談の可能性を言及したからだ。ヤン・ムジン北韓大学院大学教授は「(米朝間1.5トラックは)今が韓国大統領選の局面という点、米国と中国が圧迫しながらも対話のメッセージを伝えた点を考慮して、今までのいわゆる”危機局面”」から”対話局面”」に転換するときのムード作りに焦点を当てているのではないかと思う」と話した。

キム・ジウン記者、ワシントン・東京/イ・ヨンイン、チョ・ギウォン特派員mirae@hani.co.kr(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/9(火) 8:21

ハンギョレ新聞