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世界の詩歌対象に県が「家持文学賞」

北日本新聞 5/9(火) 0:49配信

 奈良時代に越中国守を務めた万葉歌人、大伴家持の生誕1300年を記念して、県は「大伴家持文学賞」(仮称)と「高志の国詩歌賞」(同)を創設する。文学賞は世界の詩歌作品、詩歌賞は富山ゆかりの作品が対象で、どちらも6月から募集を開始する。

 8日に県民会館で開かれた記念事業の推進懇話会(会長・永原功高志の国文学館友の会長)の第3回会合で、素案を示した。

 大伴家持文学賞は、世界の優れた詩人らの業績を顕彰するもので、作家1人に正賞のメダルと副賞100万円を贈る。各国の専門家らが推薦した作品のほか、作家が自ら応募した作品も受け付ける。

 6月に募集要項を発表し、11月で締め切る。来年3月に選考委員会を開いて受賞者を決め、7月の生誕記念式典で表彰式や受賞講演を行う。

 高志の国詩歌賞は、県ゆかりの作家や富山を題材にした作品に光を当てるのが狙い。若手の創作を奨励するため、40歳未満を対象とし、6~12月に募集。受賞者1人を決定し、来年7月に表彰する。

 どちらの賞も、第2回以降は2年に一度募集する。

 会合には、委員や専門委員ら18人が出席した。「富山で家持の名を冠した文学賞を創設することは意義がある」「スケールの大きい文学賞で、面白い試みだ」などと期待する声が聞かれた。

 家持は718(養老2)年に生まれたとされ、県は、1300周年に当たる2018年を中心に多彩な記念事業を繰り広げる。石井隆一知事は冒頭のあいさつで「文学賞をはじめ、各種事業を活発に展開していきたい」と述べた。

北日本新聞社

最終更新:5/9(火) 0:49

北日本新聞